トライアスロンのトレーニングをサポートする成分として、ここでは、カゼインプロテインをご紹介します。カゼインプロテインに期待される効果、トライアスリートが摂取することのメリット・デメリット、カゼインプロテインを摂取している方からの口コミ評判などをまとめています。
カゼインプロテインの効果について、代表的な3つを見てみましょう。
カゼインプロテインは、体にゆっくりと浸透しながらプロテイン本来の働きを発揮します。朝、昼、夜などに小分けして摂取することで、一日中、安定的な筋肉増強効果を期待することができるでしょう。
カゼインプロテインは、胃酸に反応すると固まる性質があります。「他のプロテインよりも腹持ちが良い」と言われることがありますが、その理由はカゼインプロテインが固形化してお腹に長時間留まるためです。食事の過剰摂取を抑え、余分な脂肪を減らす効果が期待できるでしょう。
私たちの体は、筋肉だけではなく、皮膚や爪、髪の毛なども主にタンパク質から構成されています。カゼインプロテインに限りませんが、タンパク質を摂ることでこれら体の表面の代謝が促され、より若く、より美しい見た目を作る効果を期待できるでしょう。
カゼインプロテインを摂ることのメリットとして、以下2点を確認しましょう。
カゼインプロテインの最大の特徴が、体への吸収スピードが遅いこと。同じく代表的なプロテインであるホエイプロテインに比べ、カゼインプロテインの体への吸収スピードは、3~4倍ほど遅いと言われています。
ゆっくりと体へ浸透するカゼインプロテインだからこそ、その効果自体もゆっくり。摂取することで、プロテインの恩恵を長時間にわたり維持することができます。
カゼインプロテインには、胃の中で固まる性質があります。これにより胃は、満腹感を長時間にわたってキープ(=腹持ちが良い)。プロテインの恩恵を受けながら、減量を進めることが可能となります。
筋肉の量を落とさずに体を軽くすることは、多くのトライアスリートが目指すべきところ。カゼインプロテインは、トライアスリートの理想の体づくりに貢献します。
カゼインプロテインのデメリットを2点確認しましょう。
運動中や運動直後にカゼインプロテインを摂取しても、体への吸収スピードが遅いために、効率的な筋力アップ等にはあまり貢献しません。
運動中や運動直後にプロテインを摂る場合には、カゼインプロテインよりも吸収スピードが速いホエイプロテインを摂るべきでしょう。
カゼインプロテインは、他の種類のプロテインに比べると、やや高額です。もとよりお金のかかるトライアスロンなので、なるべくならば、トレーニング以外の要素を少しでも節約したいところでしょう。
単発の購入の場合は、他のプロテインに比べて、さほど気になる差額ではありません。ただし長期的に摂取し続けることを前提とすると、決して差額の負担は小さくないと考えておくべきでしょう。
カゼインプロテインには、他の種類のプロテインとは異なる性質があります。トライアスリートがカゼインプロテインを摂取する場合には、次の点を意識するようにしましょう。
カゼインプロテインは、時間をかけてゆっくりと体に浸透します。トレーニングを予定している朝にカゼインプロテインを摂れば、その後、昼くらいまでかけてゆっくりと体に浸透。午前中のトレーニングをしっかりとサポートすることでしょう。
同じ理屈で、昼食時にカゼインプロテインを摂れば、午後のトレーニングも効果的なものになります。夕食時に摂れば、腹持ちの良さから減量効果も期待できるでしょう。
トレーニングの直後の即効性を求める方には、カゼインプロテインは向いていません。トレーニング後は、より吸収スピードの速いホエイプロテインを摂るようにしたほうが良いでしょう。
種類 | 分類 | 吸収スピード | 特徴 | タイプ |
---|---|---|---|---|
ホエイプロテイン | 動物性 | 早い | BCAAを多く含み筋肉の発達を促進 | トレーニング |
ソイプロテイン | 植物性 | ゆっくり | 代謝を促進 | ダイエット |
カゼインプロテイン | 動物性 | ゆっくり | 栄養補給や筋力維持 | スタミナ |
筋力アップを目的としたトレーニング前後でプロテインの摂取を検討している方は即効性のあるホエイプロテインを含んだサプリメントの摂取をおすすめします。
持続性と即効性を同時に求めるレース前後には、カゼインプロテインとホエインプロテインを配合した商品なども試してみることも良いと思います。
バランスの取れた全身の筋肉を作りあげるため、今やトライアスリートにとって、プロテインは必須アイテムです。ただし、理想的な体づくりをするためには、プロテインばかりに偏ることは良くありません。
体づくりのベースは、まず食事です。ビタミン・ミネラルのバランス良い食事がベースにあってこそ、プロテインの効果も期待できるというもの。ほかにも、サプリメントなどを併用すれば、より効率的なトレーニングを目指すことができるでしょう。
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