トライアスロンは3つの種目を競うレース。それぞれの種目で問われる能力は違ううえ、メンタル面でも強さを求められます。好調な時にも辛い時にも自分のパートナーとなってくれるのがトライアスロンの持ち物。初心者にもわかりやすくトライアスロンの持ち物について紹介します。
トライアスロンでは特徴が違う3つの種目に合わせてそれぞれ持ち物を用意します。スイムに必要なものを紹介します。
海で泳ぐこともあるので、ゴーグルはOWS(Open Water Swimming)用で視界が広いものを選びます。また大会では衝突などで外れてしまうこともあるので、予備ゴーグルがあると安心です。
ウェットスーツや水着は普段の練習でも必要になります。ウェットスーツはトライアスロンの大会によっては着用が義務付けられています。またスイムキャップも支給される大会とそうでない場合があります。既製品のウェットスーツを購入する場合は必ず試着しましょう。
ゴーグルは使っていくうちに曇りやすくなります。曇り止めは膜を張ることでゴーグルを曇りにくくするアイテム。視界が悪いとトラブルの原因にもなるので曇りが気になる場合は用意しておきましょう。
バイクはまずバイク本体、自転車が必要となります。それ以外にもあったら便利なアイテムが豊富にあるのでチェックしておきましょう。
トライアスロンの大会によってはバイクの種別を問わないこともありますが、多くの場合はロードバイクなど規定されています。ロードバイクは必ず購入店でフィッティングしてもらいましょう。同じ身長でも腕や脚の長さによってポジションが違うので注意しましょう。DHバーもあると楽になります。
雨風や異物、紫外線から目を保護してくれるサングラスは必ず用意してください。視力が悪い人は度付きのサングラスを用意しましょう。
トライアスロンでは必ずヘルメットを着用します。自転車であってもスピードが出ているときに事故になると大けがは免れません。大会によっては安全規格指定が設けられていることもあるので、よく確認してください。
バイクという種目は同じ姿勢が続き、痛みや疲労に苦しむこともあります。例えばハンドルを握り続けることで手のひらに摩擦が生まれ、疲れが溜まってしまいます。バイクグローブはハンドルを握る部分にクッションが入ったものだと辛さをやわらげてくれます。指なしタイプなど種類もあり、季節によって重ねて使うなど研究してみてください。
練習でも大会でも必ず用意しておきたいのがボトルです。長距離走行する場合は3本程度用意してもいいでしょう。フロントやフレームにつけるタイプが販売されています。また補給食はアルミやサランラップでくるんでおくと食べやすくなります。
サイクルコンピューターは自転車の時速やペダル回転数、走行距離などを表示してくれるアイテム。練習の時から使って慣れておきましょう。
バイクシューズは基本的に足をペダルを固定するビンディングシューズを使用します。またそれに対応したペダルも必要です。ビンディングシューズを使用することでより無駄なく力を効率よくバイクを動かすことができます。
バイクグローブはお尻部分にクッションが入っています。練習でもすぐに痛くなるため、早めに準備したほうが良いかもしれません。
ランはランニングシューズがあればすぐに練習を始められる種目です。自分の持ち物で使えるものがないか確認してみましょう。
ランニングにはランニングシューズを用意します。トライアスロン用のシューズである必要はありません。しかしトライアスロン用シューズは脱ぎ着しやすくなっているものもあるので、気になる場合はチェックしましょう。
可能であればスイム、バイク、ラン全てに使えるトライアスロンウォッチを用意しましょう。特にランニング時はタイムやペース計測が必要です。トライアスロンは制限時間があるため、時間管理を怠らないようにしてください。
日差しが強い時には帽子やサンバイザーがあると便利です。サングラスだけだと額からの汗が邪魔になることがあります。
日焼けすると痛みが出るほか、体力も奪われてしまいます。必ずウォータープルーフタイプの日焼け止めを用意してください。スプレータイプとリキッドタイプがあるので用途に応じて使い分けましょう。
トライアスロンに必要な持ち物はたくさんあります。初心者は一度に揃えるのではなく、最低限のものから用意して慣れてきたら必要に応じてアイテムを買い足すようにおすすめします。トライアスロンの持ち物には練習用以外に本番出場に必要なものもあります。最初は練習用のものから揃えてください。
【参考】