ロードバイクが気持ちのいい初夏を迎えつつあります。例年であれば、休日ともなると、仲間たちとともに颯爽とバイクを走らせたい時期ですね。
ところが今年2020年は、例年のようには行きません。新型コロナウイルスの問題があるからです。緊急事態宣言は解除されたものの、ウイルスの拡散防止のため、またウイルスから自分を守るため、コロナ対策を行いながらロードバイクを楽しむべきでしょう。
自分と他人をコロナから守るためにも、以下のポイントを押さえたうえでロードバイクを楽しみましょう。
ロードバイクに乗る以前の問題として、基本的なコロナ対策を怠らないようにしましょう。具体的には次の3点です。
上記の基本的なコロナ対策を行いつつ、地域や状況に応じ、ロードバイクに乗るべきかどうかを適切に自己判断しましょう。たとえば次のような基準で、自転車に乗るべきかどうかを判断します。
基本的なコロナ対策をベースにしつつ、ロードバイクに乗っても問題がないと判断された場合でも、他人や自分をコロナから守るために、たとえば次のような点に注意しましょう。
科学的な検証の有無は別として、私たちは経験上、マスクを着用することが風邪やインフルエンザの予防に役立っていることを知っています。ロードバイクに乗るにあたっても、やや息苦しいかもしれませんが、マスクを着用することが原則となるでしょう。
時速30kmで走行するロードバイクは、約20mの範囲内に飛沫を拡散する恐れがあると言われています。通行人への飛沫感染を避けるため、マスクを着用したうえでのライドが推奨されます。
マスクを着脱する際には、紐の部分のみを掴んで行います。フィルター部分には触らないようにしてください。もしフィルター部分を触ってしまった場合には、フィルター部分を消毒・除菌するようにしましょう。
サイクリンググローブを使用する場合には、グローブを着けたまま顔を触らないように注意してください。サイクリング中に食事や買い物などをする際には、先にグローブを外して手指を消毒するようにしましょう。
使い捨てのディスポーザブルグローブを使う場合には、着用する前に手指の消毒を実施します。サイクリングが終わったらグローブを廃棄してください。
一般財団法人日本サイクルスポーツ振興会では、自転車に乗る人たちに対し、コロナ対策を前提に次の8つの提言をしています。参考までに確認しておきましょう。
世界の主要都市でロックダウン(都市封鎖)が行われていた状況下、日本では緊急事態宣言が出されたものの、自転車に乗るかどうかは自己判断に任されていました。自転車に乗ることを強制的に禁止された国々に比べれば、ロードバイカーたちにとって、日本はとても恵まれた状況だったと言えるでしょう。
ただし、そうとは言え、日本にロックダウン級の第2波、第3波が来ないとは限りません。確実に有効なワクチンや治療薬・治療法が開発されるまでは、ロードバイカーたちを含め、常にコロナには警戒して生活をすべきでしょう。
当面の間はグループライドを避け、一人乗りを原則とすること。体調が思わしくないときには乗らないこと。乗るときには、マスクを着用しつつ顔を触らないこと。最低でもこれらのポイントは、かならず守るようにしたほうがいいでしょう。
※以上の内容については、いつまでも健康的にロードバイクに乗り続けるために、いま自分たちができる行動は何なのかを考察したものです。決して他人に強要したり他人を非難したりするものではないことをご理解ください。