トライアスリートが欠かすことができない練習の1つがロードでのバイクトレーニング。自宅の限られたエリアばかりでコースにも飽きてきたとい人もいるかもしれません。そんな時におすすめなのが、サイクリングロード。ゴールデンウイークや年末年始といったまとまった休みで混雑している観光スポットへ行くのはうんざりだという人や、週末に普段とは違ったコースで練習しながら自然を肌で感じたいという人にはおすすめです。
そこで今回は、関東近郊にあるおすすめのサイクリングロードを5つほどピックアップして紹介していきます。興味がある人は参考にしてみてください。
サイクリングロードとは、その名の通り、自転車を利用することを目的とした道路のこと。主にスポーツやレクリエーションで使用されています。サイクリングロードには、国土交通省が整備・管理を行う大規模なサイクリングロードと、都道府県や市町村といった各自治体が管理するものとがあり、湖や海沿い、河川の堤防の上や河川敷などに多く設置されています。
日本国内では、サイクリングロードとされていても自転車専用ではなく、歩行者と自転車が共同で通行が認められているところがほとんど。信号がなくノンストップで走ることができ、スピードを出してしまいがちになってしまうので歩行者とのトラブルには注意が必要です。
JR中央本線の武蔵境駅を起点とした、多摩湖までの直線距離約11km、多摩湖周辺の約12kmからなるサイクリングコース。総延長は、約20kmほどでそれほど長い距離があるわけではありませんが、景色を楽しみながら走ることができる楽しいサイクリングコースとして知られています。そこそこスピードを出すことができるので、ロードバイクで走る人もよく見かけますが、多摩湖までの直線部分は特に人が多いので、ロードバイクで走る場合には注意が必要です。
こちらのサイクリングコースは、旧筑波鉄道の廃線敷と霞ヶ浦を周回する湖岸道路を合わせた全長約180kmのサイクリングコース。水郷筑波国定公園に指定されている霞ヶ浦などの水郷地域や筑波山地域などの豊かな自然や風景、鹿島神宮に代表される歴史的・文化的資産など様々な地域の魅力が楽しめるコースとして有名です。
日本百名山のひとつにも数えられる筑波山方面は、旧筑波鉄道廃線敷を活用したコースがメインで車が通らず、元駅舎を活用した休憩所が点在しているため、初心者にも走りやすいコースとなっています。一方、日本国内で2番目の湖面積を持つ霞ヶ浦は、それに沿う湖岸道路がサイクリングロードなっていて、広大な空と湖面を眺めながら走ることが可能。天気が良い日はみ、湖の向こう側に筑波山や牛久大仏を望むことができ、サイクリングコース沿線には地元ならではの食事を楽しむことができるスポットもたくさんあります。
こちらのサイクリングコースは、稲城市から川崎市幸区の国道1号線多摩川大橋まで約24kmの長さがあるのが特徴。2018年3月に多摩川原橋周辺の整備工事が完了して是政橋から川崎市との境までの約4kmの区間が通行できるようになるなど、整備されたばかりの区間があり、安全に走ることができます。サイクリングコースとはいえ、こちらは生活道としての利用が多く、歩行者に配慮しながらサイクリングを楽しまなければなりません。
1972年に設置された歴史のあるサイクリングコース。伊佐島橋付近から木染橋付近までの全長約3kmほどの短いコースは、コースの両サイドにコスモスが咲き誇り、シーズンになると目一杯のコスモスを楽しみながらサイクリングをすることができます。河川敷エリアは見晴らしがよく、晴れた日には気持ちのよい景色の中で楽しむことができるおすすめのコースです。
千葉県柏市にあるこちらのサイクリングコースは、1周20kmのコース。サイクリングを始めたばかりの人であれば、ほどよい疲労感を味わうことができる長さなので、初心者でも無理なく走ることができます。コースのうち、20%ぐらいは車道になっていますが、それ以外は舗装されたサイクリングロードになっているため、道路を走る自動車に気を使いながら走る心配もいりません。信号で止まることもほとんどないので、快適にサイクリングを楽しむことができます。湖畔沿いのコースなのでほとんどアップダウンがなく、平坦で風に乗ればスムーズに走ることができるのも魅力です。
いかがだったでしょうか?都内からでも無理なく行くことができるので、普段と違ったコースでサイクリングをしたい人にはぴったり。たまの休みにいつもと違ったコースで走ってみてはいかがですか?