トライアスロンには、距離設定の違ういくつかの種類があります。種類を選べば、どんな人でも参加のハードルが下がり、多くの人がチャレンジできるでしょう。トライアスロンの種類によって違う距離について紹介します。
トライアスロンには、さまざまな距離のレースがあります。代表的なのは、オリンピック・ディスタンス。ショート・ディスタンスやスタンダード・ディスタンスともいわれます。また、さらに長いミドル、ロング・ディスタンスやショートより短いスプリントレースなども。また、もっとも過酷なトライアスロンレースをアイアンマンと言います。日本では現在、アイアンマンは行われておらず、半分のハーフアイアンマンがあります。
複数の種類に分かれているため、自分の実力に合わせたレース選びができます。短い距離のトライアスロンは気軽に楽しむことができ、家族や友人と参加するのも良いでしょう。
トライアスロンレースは、初心者から本格派トライアスリートまで幅広く参加できます。はじめは短めの距離からスタートし、経験と実力を積んで長距離のレースに挑戦するのも醍醐味です。徐々に上を目指せるから、初心者のハードルが下がり、だれでも参加しやすいのです。
ショート・ディスタンスは、オリンピック・ディスタンス、スタンダード・ディスタンスとしてオリンピックでも正式採用された距離です。総距離から「51.5」とも呼ばれます。「ショート」とはいえ、51.5㎞はかなりの距離なので、本当の初心者には辛いかもしれません。もう少し短い距離を望むなら、「スプリントレース」というものがあります。
横浜国際トライアスロンや石垣島トライアスロン大会、東京都トライアスロン渡良瀬大会などがショート・ディスタンスの大会です。
スプリント・ディスタンスは全てショートの半分の距離で行われます。
ミドル・ディスタンスの距離設定は少し曖昧で、特に日本と国際トライアスロン連合との認識に差があります。ミドルと言われたら、おおよそショートの2倍の距離を考えておくとよさそうです。日本のミドル・ディスタンスの大会には、長良川ミドルトライアスロン、トライアスロン珠洲大会などがあります。
ロング・ディスタンスは、主要大会では200㎞前後の総距離、競技時間は10時間以上となります。当然初心者には難しく、苦手な種目がある人は完走も厳しいものです。
ロング・ディスタンスを乗り越え、さらに上を行きたい人には、アイアンマン・ディスタンスがあります。ハワイで始まり、今では世界中で大会が開催されています。日本では現在は行われていませんが、その約半分のハーフアイアンマンなら、開催されています。
日本のロング・ディスタンスの大会には佐渡国際トライアスロン、全日本トライアスロン宮古島大会などがあります。
トライアスロンにはいろいろな距離の大会があるため、自分の実力やトライアスロンとの向き合い方で自由に参加する大会を選べます。安全や健康に留意しながら、高みを目指して挑戦してみましょう。