2020年9月、イタリアの高級スポーツカーメーカーであるランボルギーニより、スポーツバイクのメーカーであるサーヴェロと共同開発したロードバイクが発表されています。この記事では、超限定のロードバイク「サーヴェロR5 アウトモビリ・ランボルギーニ・エディション」について詳しくご紹介していきます。
まずは、今回この特別なロードバイクを開発した2つのメーカー「ランボルギーニ」と「サーヴェロ」について簡単に説明します。どのようなメーカーが作ったロードバイクなのか想像しながら読み進めるのも楽しいかもしれません。
ランボルギーニとは、世界的に有名な高級スポーツカーメーカー。スポーツカーに興味のある人ならば、一度は乗ってみたいと感じるであろう、憧れのメーカーです。
ランボルギーニが創設されたのは1962年であり、創立の翌年には、「350GTV」と呼ばれる同社初のモデルを製作しています。ただし、このモデルは創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニがそのデザインに納得できず、市販されることはなく、その翌年に「ランボルギーニ・350GT」を発表しています。
それ以来、圧倒的な走行性能とデザインにより、世界中の自動車好きの憧れを集めているメーカーです。
サーヴェロは、カナダのトロントに本拠地をおく、スポーツバイクのフレームメーカーです。創立は1995年。フィル・ホワイトとジェラード・ヴルメンの2名により設立されたという歴史があります。
このブランドは、タイムトライアル用のバイク開発からスタートしたという背景から、流体力学に基づいて設計されたカーボンフレームが特徴。さまざまなプロのロードレースでも実績を残していることで知られるブランドです。
ではここで、ランボルギーニとサーヴェロが共同開発したロードバイク「サーヴェロR5ランボルギーニ・エディション」について紹介していきます。
「サーヴェロR5ランボルギーニ・エディション」は、なんと世界で63台のみの超限定モデル。これは、ランボルギーニが創立された1963年に絡めた台数となっています。非常にレアなロードバイクであるため、手に入れるのは難しいと考えておいたほうが良いでしょう。サーヴェロの正規代理店で注文が可能となっていますが、まずはまだ受付を行なっているかどうかを確認する必要があります。
この「サーヴェロR5ランボルギーニ・エディション」の価格は1万8000ドル(約192万円)となっています。
「サーヴェロR5ランボルギーニ・エディション」は、イタリアンアルプスのドミロテ山塊にある急勾配に挑戦するために開発されたモデルとされています。サーヴェロの持ち味であるスピードを持ちながらも容易なハンドリングが可能となるように設計されており、ほかのロードバイクとは一線を画す存在であるとされています。
この限定ロードバイクのパーツは全てイタリア製である点も特徴です。
例えばコンポーネントはCampagnoloのSuper Record EPSを、ホイールもCampagnoloのBora Oneを使用。ステムはDeda Elementi、タイヤはVittoria Corsa Proといったパーツを使用しています。
また、印象的なカラーリングを採用している点も特徴といえるでしょう。このカラーリングは「ランボルギーニ・アヴェンタドール SVJ」のオマージュとなっています。「ランボルギーニ・アヴェンタドール SVJ」は、生産台数900台、歴代最高となるパワーを持つ一台。ランボルギーニ自慢の可変空力デバイスである「ALA」を採用したフラグシップモデルです。
この「サーヴェロR5ランボルギーニ・エディション」は、まるで燃えさかる情熱を表しているかのような、オレンジの迷彩を思わせるカラーリング。非常にインパクトの強い見た目となっています。
全ての自動車好きが憧れるスポーツカーメーカー・ランボルギーニと、スピードを追求したスポーツバイクメーカー・サーヴェロが共同開発した、特別な一台である「サーヴェロR5ランボルギーニ・エディション」について紹介してきました。非常にスタイリッシュなモデルとなっているため、ぜひ乗ってみたいと感じる方もいるかもしれません。ぜひスポーツカーもロードバイクも興味がある、という方はチェックしてみてはいかがでしょうか。