東京五輪の開催を間近に控え、注目度がどんどん上がっているトライアスロン。日本国内でも数多くのトライアスロンの大会が行われています。中でも有名なのが、佐渡国際トライアスロンと全日本トライアスロン宮古島。毎年のように数多くのトライアスリートが参加しています。
そこで今回は、これらの大会をはじめとする人気のトライアスロンの大会をまとめて紹介。トライアスロンの大会に出てみようと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
こちらの大会は、新潟県佐渡市で毎年9月に開催されるトライアスロンの大会。1989年から開催されており、佐渡市と公益社団法人日本トライアスロン連合が主催しています。
コースは、国際Aタイプ・国際Bタイプ・3人1組になってリレー形式で行われる国際Rタイプの3つに加え、2002年からは子どもたちを対象としたジュニアアイドル高いもおこなわれています。中でも国際Aタイプは、スイムが4.0km、バイクが190.0km、最終のランが42.2kmと、トライアスロンの大会としては、国内最長距離のレースとして知られ、完走すると「ASTROMAN・アストロマン」の称号が与えられることでも有名です。
国内最長距離であることに加え、9月という過酷な時期の開催ということも相まって、どの部門も熱中症や極度の低血糖状態に陥る「ハンガーノック」といった症状を発生する選手も少なくなく、しっかりと事前の準備をする必要があります。
大会の前日、前々日には様々な催し物が開催され、佐渡の新鮮な食材を使った料理やお酒、などを満喫することができます。
トライアスロン部大会出場ブログ「2019年佐渡国際トライアスロン大会参戦!」はこちら>>
1985年から毎年4月に沖縄県宮古島市で開催されるこちらの大会は、沖縄県で開催されるイベントとしては初めて、内閣総理大臣杯が親切されたことで知られています。
開催当初は、スイム3.0km、バイク136.0km、ラン42.195kmで開催されていましたが、現在は、バイクの距離が延長されて157.0kmになっています。また、スイム3.0kmの部分をラン4.5kmに置き換えたデュアスロンも行われており、合計の参加定員は1700名。国内だけでなく、海外からの出場者が多いことでも有名です。
こちらの大会は、誰でも出場できるというわけではありません。参加資格として、過去5年間に51.5km以上のトライアスロンの大会で完走したことがあるというのが条件となります。そのためプロ選手も多数、参加し、プロとアマチュアの選手が一緒に走ることができる珍しい大会として知られています。また、出場するだけでなく、応援する人も多く駆け付け、応援専用のバスツアーが開催されるのも特徴です。
2015年から開催されているこちらのトライアスロン大会は、オリンピックディスタンス・スプリントディスタンス・リレーの3つのコースが準備されています。
オリンピックディスタンスは、スイム1.5km、バイク40.0km、ラン10.0kmのコース。スプリントディスタンスはその半分でスイムが0.75km、バイクが20.0km、ランが5.0kmとなっています。リレーは、オリンピックディスタンスと同じコースを2~3名で力を合わせて走破するコースです。
中でも特徴的なのが、バイクとランの会場。陸上自衛隊木更津駐屯地内にある広大な滑走路を舞台に行われます。そのため、爽快感のある場所で風を感じながら走ることが可能です。また、都心からアクセスしやすい場所で行われるので参加しやすいのも大きな魅力となっています。この他、大会規模が大きいため、トライアスロンの経験があまりない初心者も数多く参加しているので、大会に初めて挑戦してみようと思っている人が試しに出場するのにもおすすめの大会です。
これまでに紹介した大会以外にもいくつか特徴的なものをピックアップして紹介していきます。
九州本土から約100kmほど離れた長崎県五島市で6月に開催されているのが、こちらの大会。コースは、AタイプとBタイプとに分けられ、Aタイプは、スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2kmの総距離226.2kmにもおよぶ過酷なレースとして知られています。
スタートのスイムは、密集状態の中で始まるため、周りの選手に蹴られたり叩かれたりすることも珍しくありません。バイクは、急こう配の上り下りの繰り返しで選手たちの体力を消耗させ、最後のランに入るころには暑さも相まって疲労困憊となる、アイアンマンレースの名に相応しいコースとなっています。しかし、街を飛び出し、山や森、海といった五島列島の自然を満喫できるコースは選手からも評判で、海外からも多くの選手が参加していることでも有名です。
こちらの大会は、初心者が挑戦するのにおすすめのトライアスロンの大会。日本一やさしいトライアスロンの大会という謳い文句で開催されていることもあり、難易度はかなり低く設定されています。
一般人が出場するコースは、スイム0.5km、バイク16.0km、ラン4.0kmとなっており、1人で走るのはもちろん、リレー形式での参加もできます。また、スイム0.3km、バイク7.0km、ラン2.3kmのビギナーコースのほか、未就学児用のスイム15m、バイク400m、ラン100mというユニークなコースも設けられています。
スイムの会場は、海ではなく立派なプールで行われ、バイクでは榛名山や赤城山などを臨みながら走ることが可能。ランのゴールは、メイン会場となる正田醤油スタジアムと、コース環境が抜群なのもこの大会の魅力です。
また、国内唯一のトライアスロン雑誌として知られる「Triathlon LUMINA(トライアスロン・ルミナ)」では、毎年、「トライアスリートが選ぶ、人気大会ランキング」のアンケート調査を実施。調査結果をまとめた2018年のランキングは次のようになっています。