日常生活の中でもマスクが欠かせなくなった昨今。運動するときにもいつもと同じマスクをつけているけれど、何だかあまりしっくりこないと感じている方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、スポーツをするときのマスクの選び方をご紹介します。
マスクを着用することが日常的になりましたが、スポーツをする人向けに「スポーツマスク」と呼ばれるタイプのマスクが販売されるようになってきました。これは、その名の通りスポーツをする際に着用することを想定して作られているもの。
ここでは、スポーツタイプのマスクとはどのようなものかご紹介します。
マスクと聞くと、一般的な不織布でできたマスクを思い浮かべる人が多いでしょう。スポーツマスクは、通気性の良い生地を使用しているものが多くなっており、スポーツをするときにも息苦しくないように高性能なフィルターが採用されているものもあります。フィルターは交換式のものが多く、ランニングコストのことを考えると少し高めと感じることもあるかもしれません。
スポーツタイプのマスクのメリットは、マスクをしながらスポーツをしている際の息苦しさを抑えられるという点。通気性の良い生地を使っていたり、中には空気の交換を調整できるバルブがついているものもあります。
このバルブは、調整の仕方によってはトレーニングに有効活用もできます。無理は禁物ですが、通常よりも空気の出入りを少なくすることで低酸素トレーニングが可能になるため、呼吸筋を鍛えて肺活量の向上を目指せるでしょう。さらに、消費カロリーのアップも期待できます。
さまざまなタイプのマスクがありますが、実際にどんなものを選んだら良いかわからないと考えてる方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、お悩みや要望に適したマスクの選び方をご紹介します。
スポーツをする上で呼吸がスムーズにできるかという点は重要なポイントです。そのため、スポーツマスクは通気性の高い素材で作られていることが多くなっています。また、上記で説明したように、通気用のバルブがついている高性能なタイプも。そのため、有酸素運動をする場合には特に通気性を考えて、スポーツタイプのマスクを選ぶのがおすすめです。
ロードバイクに乗っている間は、水や補給食を摂取することもあります。そんなときに便利なのが「セパレートタイプ」のマスク。普通のマスクだと、補給する際にマスクを完全に外したり、ずらしたりする必要がありますが、このタイプならすぐに口を出すことができるデザインになっているため便利。
長距離・長時間ロードバイクに乗り続けることがある場合には、セパレートタイプのものを検討してみると良いでしょう。
大量に汗をかくスポーツをする場合、一般的なマスクではすぐに濡れてしまうため、不快さを感じます。そんなときにおすすめなのが、吸水性の高いスポーツタイやバンダナ。汗をしっかりと吸ってくれるため、流れ落ちて不快に感じることも少なくなります。
もちろん、汗を吸ったものをずっと着けているのはあまり良くありませんので、汗をかくとわかっている場合には換えのマスクを用意しておくことも必要かもしれません。
何を防ぎたいかによって選ぶべきマスクは変わってきます。例えば花粉を防ぎたいという場合には、花粉対応のフィルターが採用されているマスクを選ぶと良いでしょう。ただし、花粉に対応したマスクではあっても、PM2.5や排気ガスのように更に粒子が細かい有害物質などは防ぐことができないので、更に高性能なフィルターのマスクが必要になります。自分が何を防ぎたいのかということ明確にして製品を確認、購入することをお勧めします。
一般的なマスクの場合、激しい運動をしているうちにマスクがずれてくることはよくあります。マスクのズレを防ぐためには、固定ベルト付きのスポーツマスクがおすすめです。頭の後ろでしっかりと抑えることによって、激しく動くような時にもズレを防ぐことができます。
また、マスク自体にイヤーループがついているタイプのものを選ぶのもおすすめです。
以上、スポーツを行う際のマスクの選び方についてご紹介してきました。まとめると、ロードバイクに乗る際には通気性の良いスポーツタイプのマスクがおすすめ。息苦しくなく、汗をかいてもしっかりと吸い取ってくれるため、長い時間のライドでも問題ないのではないでしょうか。
スポーツマスクと一口に言っても、さまざまな商品があります。実際に見比べてみて、自分の要望を満たしてくれるものを選んでください。