スイムでは、トライアスロン特有の泳ぎ方を身に付けることが重要です。トライアスロンの泳ぎ方はプールでの水泳とは違うので、メンタルや泳法の違いをよく理解して安全かつ効率よく泳ぎましょう。
トライアスロンのスイムは、トライアスロン特有の練習が必要となります。
トライアスロンのスイムは、プールではなく海や川などのオープンウォータースイミングです。コースロープもプール底のラインもないため、進行方向も自分で確認しなければいけません。透明度も低く、水中が全く見えないこともあります。トライアスロンでは、自然環境の中で泳ぐため、自分の位置や方向を知りつつ安全に泳ぐことが大切です。
トライアスロンでは、短距離とは違った泳ぎ方が必要となります。長時間泳ぐためには、力を入れすぎないことが大切です。次のバイク、ランのためにも、体力を温存して泳ぐことを目指します。
また、長時間水の中にいることにも慣れるようにしましょう。 特に3種目のうちスイムは、孤独で長時間泳ぎ続ける必要があります。
スイムを泳ぎ切るためには、まずは正しい泳ぎ方を身に付けることが必要です。これまで水泳をやったことがある人でも、トライアスロンでの泳ぎ方にチャレンジしましょう。
トライアスロンのスイムでは、まず長距離泳ぐことが求められます。大会での完走を目指すために、クロールで400メートルは泳げるようになりましょう。
400メートルはスイムで最も短い距離にあたる750メートルの約半分の距離です。半分クリアすることで、イメージや自信がつきやすく、慣れてきたら大会の距離を泳ぎ切るトレーニングへと進みます。
トライアスロンのスイムでは、自分の場所や目指す方向を把握しやすいヘッドアップクロールが必要となります。水中から目を上げて前方を確認できる泳法です。初心者が正しい泳ぎ方を身に付けるためには、レッスンを受けた方が良いでしょう。
最後に、トライアスロンのスイムで正しく泳ぎ切るための泳ぎ方のポイントを紹介します。プールや他の水泳競技とは違う点を意識して泳ぐ練習を行いましょう。
スイムでは、長く楽に泳ぐために正しい姿勢を保つことが大切です。水の抵抗を受けにくい方が楽に泳げるので、進行方向からみて体の面積をできるだけ小さくします。体はまっすぐに伸ばして、水面から平行に保つことで抵抗を減らすことができます。
トライアスロンのスイムでは、キックをあまり頑張らないようにして、体力を残しておくことが重要。高速になるとキックより上半身による推進力の方が大きいため、キックに頼るのは序盤のバトルなど必要な時だけにしておきます。キックは小ぶりで軽めにして、姿勢を保つことを目指しましょう。
トライアスロンのスイムは、オープンウォータースイミングです。そのため、本番を想定した練習方法が求められます。また、競技はこれだけではないので、ある程度体力を残しておくこともポイントです。まずは正しい泳ぎ方を身に付けてから、練習を行いましょう。