トライアスロンのオフシーズンとなる冬の時期は、海でのスイムが困難なことに加え、ランやバイクも路面が凍結してしまったりして危険が伴います。そんな時、有効なのがスポーツジムです。そこで今回は、トライアスロンのオフシーズンにトレーニングをするのにおすすめのスポーツジムのメリットやデメリットについて余すところなくご紹介。興味がある人は参考にしてみてください。
トライアスロンの練習のメインはあくまで泳ぐ、漕ぐ、走るということであり、筋トレを行うことの意義については意見が分かれるところ。競技に必要な筋力は、実際に泳いだり、漕いだり、走ったりすることで養うことができますし、重たい肥大した筋肉をつけることはトライアスリートにとって必要ありません。しかし、体幹を集中的に鍛えたいとか、怪我をしていて泳げないけどプルで使う筋肉だけは鍛えておきたいなど、ピンポイントの目的を持った筋トレは有効です。
スポーツジムでトレーニングを行うメリットといえば、何と言ってもプールでスイムの練習ができること。そのため、トライアスロンで必要な、泳ぐ、漕ぐ、走るという3つの練習をワンストップで行うことができるようになります。本番と同じ流れをたどることで、課題を見つけたり、レースに向けての戦略を練ったりすることができるので便利です。
真冬は地面が凍結して滑りやすくなっていたり、積雪などで路面状態が悪く転倒するなどの危険があるほか、体が冷えた状態で運動することによって筋肉や関節のトラブルを引き起こしやすくなっています。ですが、スポーツジムであれば空調が管理されており、滑って転ぶリスクも少ないため安心して練習をすることが可能です。
街中でランやバイクの練習をしていると信号待ちで止まらなくてはならないというのはよくあること。しかし、スポーツジムのマシントレーニングであれば止まる必要はなく、自分の思い通りのペースで練習し続けることができます。またスポーツジムには、プールを併設しているところが多く、スイム、バイク、ランのクロストレーニングを気軽に行うことが可能。練習後にはシャワーを浴びて帰ればそのまま寝ることもできるので時間を効率よく使うことができます。
ランやバイクを道路でする場合はお金がかかりませんが、スポーツジムでトレーニングをすると利用料がかかってしまいます。月額制が一般的で8,000円から10,000円ぐらいが目安となるようです。
スポーツジムが自宅や勤務先、学校などの近くにあればよいのですが、遠方にしかない場合はわざわざ通わなくてはなりません。
スポーツジムにはエアロバイクなどの設備があるのでバイクを漕ぐ要領で筋力をつけることはできますが、実際にバイクに乗る時のコーナーリングや下り坂でのスピードコントロールなど路上のトレーニングでしか身に付けることのできない技術があります。
トライアスロンスクールとは、スポーツジムなどで行われる、トライアスリートになるための指導教室のこと。専門のインストラクターのサポートを受けながら、安全で楽しく上達することができます。
トライアスリートを目指す他の人たちと一緒に学ぶメニューのほか、自分のスイム、バイク、ランの能力に合わせて個人的に指導を受けることができるパーソナルレッスンなどもあります。このパーソナルレッスンでは、時間内で指導を受けることができるほか、レッスン以外での練習方法をプランニングしてもらう、トレーニングプログラムの作成などを行っているスクールもあるようです。
いかがだったでしょうか?冬の寒い時期以外でも屋外での練習とスポーツジムでの練習とを使い分けることで効率よく練習することができるかもしれません。ぜひスポーツジムを有効活用してみてください。