トライアスロンの大会に参加するには、いろいろな準備が必要です。大会参加費も用意しなければなりません。ここでは大会のエントリー方法を一通り紹介します。
大会エントリー前の準備は重要です。
トライアスロン初心者にとってわかりにくいポイントと言えば、大会当日から逆算して、どのくらい前から練習を始めるべきかという点です。
トライアスロン大会は、バイク、スイム、ランニングの3種目に分かれていて、仮にどれか1つが苦手だとしても3か月程度の練習期間でカバーできます。長くても6か月練習すれば、全種目をこなせるようになるでしょう。
一言でトライアスロン大会と言っても、大会によって距離は異なります。初心者も完走しやすいコースはスプリントディスタンスです。
スプリントディスタンスはスイム750m、バイク20km、ラン5kmと、ショートディスタンスの半分の距離で構成されていますので、ここから始めるといいでしょう。
特に大切なポイントは、トライアスロン大会の時期に合わせて調整していくことです。
大会数か月前には、エントリー日程や開催日が公開されます。あとは参加種目に合わせて、走行距離やトレーニングの負荷を調整しつつ、完走できる体作りを進めるだけです。
続いて、トライアスロン大会へエントリーする方法を、4つのポイントに分けて解説します。
トライアスロン大会へエントリーするときは、大会出場資格を必ず確認しましょう。種目によって出場資格に多少違いはありますが、ほとんどは健康であることと年齢制限に関する条件のみです。
トライアスロンを完走できる運動能力があるかどうかを審査されることもあります。ロングレース(スイム4.0km、バイク120km、ラン30km)の場合は、過去のトライアスロン大会での完走歴提示が必要となることも。
規模の大きな国内トライアスロン大会の中には、JTU(日本トライアスロン連合)への登録が義務付けられていることがあります。登録していると参加料が割引になる大会もあります。
JTUの公式サイトから、Web上で登録手続きができます。
トライアスロン大会の手続きは、郵送やFAXだけでなくネット申し込みにも対応しています。ネット申し込みの場合は支払い方法も選択するのが一般的です。
たいていのトライアスロン大会は出場資格を満たし、申し込みの期間に手続きをすれば誰でも参加できます。しかし、佐渡トライアスロンや全日本トライアスロン宮古島などの人気大会では、参加者が抽選で決まります。申し込み前に、参加大会が抽選なのか確認しておくことも大切です。
トライアスロン大会に参加するには、用具代・JTU登録料・エントリー費用などがかかります。
トライアスロンで使用する用具関係の費用は、以下の通りです。
バイクが最も初期費用のかかる種目です。安全面も考慮してヘルメットやグローブなども買い揃えましょう。
練習関係の費用は以下の通りです。
目安としては、初期費用で300,000円程、練習のために年間100,000円前後はかかると考えておいてください。
JTUに登録する際、登録費用を支払う必要があります。地域によって多少の違いはありますが、年会費は3,000~5,000円ほどです。コンビニ払いやクレジットカード払いもできます。
トライアスロン大会のエントリー費はマラソンなどよりも高めの設定で、走行距離が伸びるほど料金が上がります。たとえばショートディスタンスは1大会あたり20,000円前後、ロングは40,000円前後です。
トライアスロン大会当日に赴ける距離であれば往復の交通費だけですみますが、前日受付のときは宿泊費もかかります。費用を抑えるには、仲間と車で同行する、民泊を活用するといった方法が考えられます。
トライアスロン大会には、まずスイム、バイク、ランの機材費と練習のための費用が必要です。エントリー時期を確認し、JTUに登録し、大会3~6か月前にトレーニングを始めましょう。費用については、事前に計算しておくのも大切ですよ。
【参考】