トライアスロンを始めるにあたって準備するものはたくさんあります。シューズやバイクなどは練習で必ず使うため、すぐに購入を選ぶ人が多いかもしれません。しかし、スイムで使うウェットスーツは普段の練習には必要なく、大会前になって初めて購入するか、レンタルにするかを悩む人もいるでしょう。ウェットスーツをレンタルするメリットとデメリットをまとめました。
一般的にトライアスロンはお金がかかるスポーツといわれています。種目の1つバイクであれば、購入すると数十万を超えるのは当たり前です。種目のなかでは比較的お金がかからないスイムであっても、水着やゴーグルは必要です。特にウェットスーツは2~7万円程度と高価なものです。これからサイズが変わるかもしれない、トライアスロンを続けられるか自信がないという人は購入をためらってしまうでしょう。
そこでおすすめなのがトライアスロンのウェットスーツレンタルです。初心者の場合はいきなりウェットスーツを購入するのではなくレンタルで試してみましょう。
距離が短い大会を除いて、多くのトライアスロン大会のスイムでは海を泳ぎます。ウェットスーツは参加ルールで着用を義務づけられていることも多く、ウェットスーツがないとそもそも出場できないケースもあるのです。今までプールでの練習しかしておらず、エントリーした大会で初めてウェットスーツが必要になった場合はレンタルを利用するのが便利です。
ウェットスーツを購入した場合、使わないときには自宅に保管することになるでしょう。ウェットスーツを保管する際は折りたたみ厳禁です。ウェットスーツを折りたたむとしわや折り目ができて機能低下、劣化の原因になるためです。ウェットスーツは、肩部分に負担が少ない幅広のハンガーにかけるか、折りたたまずに横に寝かせて保管する必要があります。
しかし、レンタルであれば使用後に規定のメンテナンスをして返送するだけなので、場所も手間もほとんどかかりません。
トライアスロンのウェットスーツにはさまざまな価格帯のものがあります。ショップにもよりますが、購入すると高価なウェットスーツをレンタルすることもできます。
また、ウェットスーツには厚みなどメーカーごとに違いがあるため、レンタルすることで気になるメーカーのウェットスーツを気軽に試すことができます。初心者であれば、いきなり購入するよりも自分に合ったメーカーを見極めてから購入したほうが失敗は少ないでしょう。
トライアスロンのウェットスーツにはフルスーツのほか、ノースリーブのロングジョンがあります。フルスーツは効果的に空気抵抗を減らすことができる反面、真夏のレースでは熱がこもりやすいため、水温が高いときには熱を逃しやすいロングジョンが選ばれます。
大会の季節に合わせてベストなウェットスーツで挑むのであれば、フルスーツとロングジョン、両方のウェットスーツが必要かもしれませんが、コストやメンテナンスを考えると、両方揃えるのは難しいでしょう。しかし、レンタルであれば気温に合わせたタイプのウェットスーツを都度選べます。
トライアスロンのウェットスーツをレンタルするにはレンタル業者に申し込みをしましょう。トライアスロンアイテムを販売しているお店でレンタルできることもあります。
近くにお店がない場合、インターネット上でも多くの業者がレンタルを請け負っています。ホームページ上では採寸表やサイズ表などがあるため、自分の体に適したウェットスーツを選びましょう。ウェットスーツが必要になる日程を入力して申し込みましょう。
大会直前になってしまうと希望のサイズやタイプが借りられないこともあるため、余裕をもってウェットスーツの手配をするのがおすすめです。大会が終わった後は決められた日までにウェットスーツを送り返します。詳しい内容は申し込む業者の規約を確認してください。
ウェットスーツはすぐに用意しなくても、スイムの練習は始められます。初心者の人はまずレンタルでお試ししてお気に入りの1着を探しましょう。トライアスロンショップによっては、購入だけでなくレンタルすることもできます。レンタルを活用し、自分に合ったウェットスーツを見つけてください。