現在、男性だけではなく女性の間でもロードバイクは人気のスポーツとなっています。そこで、ロードバイクが欲しいと考えている女性も多いでしょう。しかし普通の自転車とは異なり、どう選べば良いかわからない…という人もいるはず。そんな人のために、この記事では「女性用のロードバイクの選び方」についてご紹介します。
早速、女性がロードバイクを選ぶ時に注意したいポイントについて確認していきましょう。
最近は、「女性用のロードバイク」を取り扱っているメーカーも多くなってきました。男性と比べて小柄で手が小さい女性は、男性用のロードバイクではどうしても乗りづらい、ということがあります。そのため、女性用のモデルであれば初めてロードバイクに乗る女性でも抵抗感なく乗ることができるはずです。
具体的には、サブブレーキや手が小さくても握りやすいハンドル、小型のギアを搭載するなどして、女性でも乗りやすいように細かい配慮がされています。
初めてロードバイクを購入する上で大切なのは、「必ず試乗してから購入する」ということ。最近ではインターネットでもロードバイクを購入できますが、初心者にはおすすめできません。これは、ロードバイクを乗る上では「サイズが自分に合っているかどうか」が非常に大切になるため。サイズが合わないとどうしても乗りにくく、モチベーションの低下につながってしまいます。
またショップで試乗すると、普通の自転車との違いを感じることができるので、「ロードバイクが欲しい!」という気持ちがより湧いてくるはずです。
また、女性の場合は可能であれば近所のショップで購入するのが理想的。もし「整備は自分でできる」という場合は例外ですが、初心者の女性がロードバイクの整備まで自分で行うのは難しいことがあります。整備について自信がない場合は、調子が悪いときにすぐに駆けこめるよう、近くに頼りになるショップがあると安心です。
ロードバイクを選ぶ際に重要なのが、「サイズ選び」。しかしどのように選べば良いかはじめのうちは全くわからないこともあるでしょう。ここでは、どのようにサイズを選べば良いか解説していきます。
ロードバイクのカタログを見ていると、「推奨身長」が記載されています。ロードバイクは一般的な自転車とは異なり、サイズが合わなければサドルを下げれば良いというものではないため、この推奨サイズが非常に重要になります。
気に入ったデザインのロードバイクは、自分に合うサイズがあるかどうかをチェックしておきましょう。例えば、女性モデルを多くラインナップしている「Liv/giant」では、下記のようなサイズとなっています。
上記のサイズ対応表は、メーカーによって異なるため、自分が気になっているメーカーの対応表を確認した上で購入します。
ロードバイク選びというよりもセッティングの面でのポイントとなりますが、乗り始めはサドルを低めにしておくと楽に乗れるでしょう。プロのレースなどを見ているとわかるように、ロードバイクは前傾姿勢で乗るものですが、慣れていないうちはこの姿勢は非常に辛く感じるもの。
たいていのショップでは、ロードバイクを購入するとしっかりとセッティングしてくれます。その時に、初心者なのでサドルを少し低めにして欲しい、と伝えておくと良いでしょう。
また、サドルと同様に初心者の場合はハンドルを高めにセッティングすると無理することなく乗ることができます。低めハンドルだとどうしても前傾姿勢になるため、最初は高めで設定し、慣れてきたら低めにセッティングしてもらうのをおすすめします。
ロードバイクを見ていると、価格もさまざまであることに気づくでしょう。初めてロードバイクを購入するのであれば、予算は20万円程度あれば問題ありません。また、最低ラインは8万円程度と考えておくのが無難。できるだけ予算を抑えようとして安すぎるものを購入してしまうのはおすすめできません。
最近は、女性用のエントリーモデルとして10万円を切るロードバイクを販売しているメーカーも増えてきていますので、さまざまなメーカーの女性用モデルをチェックしておきましょう。
女性用モデルを販売しているロードバイクのメーカーはたくさんあります。そこで、女性用モデルが購入できるメーカーをいくつかご紹介します。
「Liv/giant」は女性向けのブランド。140cmから乗れるサイズを用意しているので、小柄な女性にもおすすめ。サブブレーキバーがついているなど初心者にも優しい設計のモデルも。ロードバイクだけではなくアパレルのラインナップもあるので、揃えてみると楽しいかも。
女性用に設計された女性専用モデルのラインアップあり。ドロップハンドルが小型になっているため手が小さな女性でも握りやすいようになっていたり、サドルにクッション性を持たせるなど女性でも乗りやすい工夫がされています。
ブリヂストンサイクルのスポーツブランドであるアンカー。身長137cmから対応しています。こちらも手が小さい人でも握りやすいハンドルなど、女性のことを考えて細かい配慮がされているロードバイクが揃っています。
「チェレステカラー」と呼ばれる鮮やかな青緑色のフレームが特徴的なビアンキのロードバイクも女性に人気。女性にも対応するサイズを用意しています。
女性がロードバイクを選ぶ際におさえておきたいポイントと、女性用モデルを販売しているメーカーの紹介をしてきました。もちろんこの記事であげているメーカー以外にも女性が乗れるサイズのロードバイクを用意しているメーカーは多くありますので、ぜひショップで見てみましょう。
一人で選ぶのは不安、という人は、周りでロードバイクに乗っている人に相談してみるのもおすすめです。