このページでは、トライアスロン大会当日の流れについてまとめています。
レース当日は、大まかにスタート前の準備→スイム→バイクへのトランジション→バイク→ランへのトランジション→ラン→ゴールという流れになります。
前日に受付を終えていない場合、まず受付を行ないます。事前に郵送されてきたレースナンバーが書かれた封筒を受付に持参し、レースナンバーと名前を伝えて受付完了です。
その後、スイム→バイクと、バイク→ランへのトランジションの設定を行ないます。
バイクのトランジションエリアに道具一式を持参。自分のナンバーの場所にサドルをかけ、その場所に荷物を置くか、一式をバッグに入れて指定の場所に設置します。また、ウェットスーツを入れるビニール袋などは自分で準備してください。
ランのトランジションについても、バイクと同様、ランシューズなどを指定の場所に置くか、バッグに入れて設置します。
トランジションの準備が終わったら、試泳を行ないます(スタート前に必ず試泳の時間が設けられています)。もちろん試泳は必須ではありませんので、疲労を懸念する方は無理に泳ぐ必要はありません。ただ、ウェットスーツを着た状態で海を泳ぐ感覚に慣れるという意味でも、この時間を有効に使いましょう。
スイムのスタート会場で、ウェットスーツを着用した状態でナンバリングをしてもらいます。ナンバリングはゼッケンナンバーを自分の腕などに書いてもらうか、タトゥーシールを貼ります。
ウェットスーツを着る際には、首や脇など泳ぐ際にウェットスーツと擦れる部分にワセリンを塗ることをおすすめします。
ウェットスーツ・スイムキャップ・ゴーグルを装着して、スイムスタートとなります。スイムのスタート地点は陸からスタートして海に飛び込むというのが一般的です。
スイムのゴールにたどり着くと、バイクの位置まで走って向かいます。その際、走りながら脱ぐ作業を行なうことになりますが、完全に脱いでしまうのはルール違反となります。
バイクスーツへの着替えは、通常着替え用のテントが設置してあります。原則、ウェットスーツの下にトライアスロン専用のトライスーツを着ていますので、ウェットスーツを脱ぐだけであとはヘルメット・バイクシューズなどを装着して準備完了です。
ただし、バイクのスタートラインまではバイクに乗らず、手で押しながら向かいます。スタートラインを超えたら、ようやくバイクをこぐことが許されます。また、トライアスロンのバイク競技は前の自転車の後ろにくっついて走るドラフティングが禁止されています。
バイクのゴールはバイクに乗った状態で通過ではなく、手前で降りて手で押してゴールしなくてはなりません。
ゴールしたら指定されたラックにバイクをかけるか、スタッフに預けることになります。その後、ランシューズに履き替えてランスタート。規定の距離を走りきってゴールです。
競技終了後は、結果発表・表彰式が行われ、大会終了となります。
前日やるべきことでもっとも大事なのは、バイクジャージやウェットスーツといった大きいもの以外の装備品(スイムキャップ、ゴーグル、アンクルバンド、腕時計など)、細かいバイク用具(サイクルコンピューター、空気入れ、サングラス、ゼッケンベルトなど)、補給物の確認です。
前日の食事については、できるだけ消化に良いものを食べることをおすすめします。消化に時間がかかると、睡眠の妨げになってしまいます。また、飲酒は脱水症状を引き起こす可能性があるので、できれば控えてください。