トライアスロンをやる中で、時間はかなり大切です。あまりに遅すぎてしまっては制限時間に間に合わないですし、またトライアスロンをやっているうちにタイムをより早くしたいと考えるような時のタイムの確認用としても、便利に使用することができます。そこで今回はトライアスロンで使用することのできる腕時計をランキング形式でご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
2019.11.11.
まず最初にトライアスロンについて知っていきましょう。今トライアスロンを始めるか悩んでいる方はぜひ読んでみてください。トライアスロンはスイム・バイク・ランと3種目を順番に行うため、想像すると大変そうなイメージが強いのではないでしょうか?ですが、最近ではトライアスロンを行う人は少しずつ増加していて、老若男女問わず人気があります。その中でも特に多いのは30~40代の最も働き盛りの方々です。では、どうしてトライアスロンが人気なのでしょうか?それは、3種目を行うというところにヒントがあります。
例えば、水泳をずっと続けている人は上半身がしっかりと鍛えられており、反対にランニングを趣味としている人の場合は下半身がしっかりと鍛えられます。つまり、それぞれどちらかを行うとどちらかの筋肉しか鍛えられないためバランスが偏ってしまいます。ですが、トライアスロンのようにスイム・バイク・ランと3種目を行うスポーツの場合、すべてを練習する必要があるため全身を平等に鍛えることができるのです。また、それぞれの競技は左右対称の動きをしているため、バランスよく適度に筋肉をつけることができます。
また、トライアスロンは日本はもちろん、海外でも様々な大会が開催されています。例えば初心者の方でも3ヶ月程度練習をするだけで、大会にエントリーをすることが可能だと言われています。そのため、ダイエットや健康などを目的としているだけではなかなか上がりきらないモチベーションも、大会という目標ができることでそこに向かって毎日トレーニングを行うことができるので、とてもおすすめです。さらに、それぞれ大会後には各地の観光なども行っても良いでしょう。多少疲れているかもしれませんが、翌日になればある程度疲れも取れているはずなので、無理をしない程度に散策してみてはいかがでしょうか?
トライアスロンを行うことで2つのメリットがあります。それは、達成感とセルフマネジメント力の向上です。まず達成感についてですが、トライアスロンでは初心者でも気軽に大会に申し込み出場することが可能です。そのため、大会に向けて毎日しっかりとトレーニングを行い、大会で目標を達成した時の達成感はとても気持ちがいいもののはずです。それぞれの種目ごとのタイム、3種目の合計タイムがそれぞれ出るため、結果を踏まえて次の大会に向けてのモチベーションへとつなげることができるはずです。
また、長時間のレースで周りの参加者とも仲間意識が芽生えるようになり、少しずつ人脈を作ることもできるので、人との輪を広げたい方にもおすすめです。
2つ目のセルフマネジメント力の向上についてですが、先程もご紹介した通りトライアスロンは3種目を行う競技になります。そのため、それぞれの種目をバランスよく練習していく必要があります。そこで、3種目を土日にトレーニングするよりも、毎日バランスよくトレーニングをすることが大切になるのです。
そのため、トレーニングをするための時間をしっかりと確保するという意味でも、仕事の進め方や無駄な時間の確認、また計画を立てるなどの時間のマネジメント力が向上するのです。これは、決してトライアスロンだけではなく日常的にもとても役に立つ能力で、仕事に活かすこともできます。
そういった点で経営者層などの意識の高い方がやっていることも多く、究極のマネジメントスポーツとも言われているのです。
トライアスロンと一言で言っても実は種類がたくさんあります。違いは距離なのですが、それによって自分の現在の実力に合わせて、また経験に応じて選ぶことができるのです。ではレースの種類について距離の短い順にご紹介していきます。
この6種類の中で自分の体力などに合わせてレースを選んでいきましょう。基本的に初心者の方が比較的エントリーしやすいと言われているのが、「ショート(オリンピック)ディスタンス」です。名前の通り、オリンピックでも採用されている距離になります。また、日本でトライアスロンの大会に出たいと思った場合、この種類のレースが最も主流となっていて、約2~4時間程度でのゴールが目安になります。
「ミドル・ディスタンス」はショート・ディスタンスの約2倍となっているのですが、距離の設定は少し曖昧な部分があります。その中で、国際トライアスロン連合(ITU)が定めているミドル・ディスタンスの距離は、スイム3km、バイク80km、ラン20km です。もちろん大会によっては距離が多少異なってくることもあるため、事前に確認をする必要があります。ショート・ディスタンスで慣れてきた方にはおすすめです。
「ロング・ディスタンス」は比較的長めの距離設定で、表記を見ると分かるのですが、すべて○○km 以上になります。そのため、ロング・ディスタンスも大会によっては距離の長さが変わってくるため、大会の詳細を確認してどれくらいの距離になっているのかを確認しましょう。主要な大会の場合は200km 前後に、また、競技時間に関しては10 時間以上になることもあります。距離が長くなるということは、3種目それぞれの距離が長くなっているということなので、苦手な種目がある方の場合は克服をしてから挑戦しないと、完走が大変になってしまう可能性があります。
「アイアンマン・ディスタンス」は、トライアスロンの通称でもある「鉄人レース」という意味のあるレースです。ランに関しては42.195km とフルマラソンと同じ距離を走ることになりますし、とにかく上を目指している方、ロング・ディスタンスでもかなり余裕がある方のみ参加をおすすめします。ちなみにアイアンマン・ディスタンスは日本では行われていないため、出る場合は海外の大会に参加する必要があります。また、アイアンマン・ディスタンスの半分の距離の大会であれば日本でもあるため、そういった部分で練習をしておくと良いかもしれません。
それではどうしてトライアスロンに腕時計が必要なのでしょうか?トライアスロンの大会には制限時間があります。各種目どれくらいの時間をかけられるかなどを考えながらペースを作っていかないと、競技の途中で時間になってしまうという可能性も十分に考えられます。特に、初心者の方の場合は、まだ自分のペースを掴めていないという可能性もあります。また、大会にある程度慣れてきている方であれば、以前よりもより早いタイムを狙いたい、それぞれの種目でどれくらいの時間がかかっているか知りたいなどという方も多いはずです。初心者や上級者問わず、どなたでも使用することがおすすめされているのが腕時計なのです。
まず最初に確認したいのが、防水機能が付いているかどうかということです。通常ランニングやジョギングを行う場合にも腕時計を使用して、タイムを確認している方も多いかと思います。ですが、トライアスロンの場合にはスイムがあります。スイム中も腕時計は付けたまま競技を行うため、急な雨にも耐えられるための防雨機能ではなく防水機能が付いている腕時計を選ぶようにしましょう。防水機能にも様々な種類のものがありますが、「30m防水」「5気圧防水」と記載されているものや、JIS(日本工業規格)に基づいて作られている防水時計をチェックしてみてください。また、腕時計をトライアスロン以外にも素潜りやスキューバーダイビングなど深く潜る際に使用するのであれば、潜る推進に応じて選ぶと良いでしょう。ですが、トライアスロンのみで使用するという場合であれば通常の防水機能付きの腕時計で十分になりますので、覚えておきましょう。
次にGPS機能です。GPS機能が付いている腕時計を使用することで、レースはもちろんトレーニング中のタイムを計測するだけではなく、それぞれのラップタイムを確認することもできます。また、レースやトレーニング中に通ったコースも記録することができるため、とても便利です。
GPS機能に関してはそれぞれ機種によって差が生まれます。基本的にはアメリカのGPS衛星からデータを受信することで、リアルタイムに走行距離はもちろん、スピードを測定できるのですが、精度によっては衛星からデータの受信をするまでに時間が生まれてしまい、差が出てしまうこともあります。できるだけ正確にデータを得たいと思っている方であれば、日本の準天頂衛星システムである「みちびき」に対応しているものをおすすめしています。日本の衛星に対応しているものであれば、通常のGPS機能よりも誤差は少なく、より正確なデータを得ることができます。
ちなみに、GPS機能が付いている腕時計の場合ほとんどが、BluetoothやUSBコネクターを利用することで、スマートフォンやパソコンと連動させることができます。それぞれ専用のアプリを使用することで、自分のトレーニングの記録を確認することもできるので、その語トレーニングを行う際に役立てることができます。
また、毎回記録をすることで結果の推移も確認することができます。アプリによって記録することのできる項目は多少違いがあるため、これを記録したいなど気になるものがあれば、アプリに関しても一度チェックしておくと良いでしょう。
トライアスロンを本格的に行いたいと考えている方、より確実に行いたいと考えている方にお勧めなのが、心拍数計測機能付きの腕時計です。この機能が付いている腕時計であれば、リアルタイムで自分の心拍数を計測することができるため、自分のペースが体に合っているかどうか、運動強度を知ることができます。
運動強度を知ることで役に立つことは2つあります。
まず1つ目はオーバーペースを防ぐことができるということです。練習中はしっかりと自分のペースで進むことができていても、実際にレースとなった場合、緊張はもちろん周りのペースについ合わせてしまうことで、ペースを乱してしまうことがあります。すると、ペース配分がうまくできずに終盤になって急に失速してしまうことにも繋がってしまいます。さらに、その日の体調によってペースも変わってくるため、無意識のうちに負担をかけないためにもとても大切なことになります。
2つ目は効率的な練習を行うために役立つということです。何となく全種目をトレーニングしている方もいるかと思いますが、トレーニングを行う際におすすめなのは、高強度のトレーニングと低強度のトレーニングを使い分けていくということです。
高強度のトレーニングのみをしていると怪我をしてしまう可能性が高いのですが、反対に低強度のトレーニングのみをしていると速くなることができません。そのため、高強度と低強度のトレーニングをバランスよく行いたいのですが、自分で強度をコントロールすることは難しいため、腕時計の心拍数計測機能を利用して自分の心拍数をしっかりと管理し、コントロールしてみてください。すると、今までよりもトレーニングの効率も良くなります。
ちなみに、心拍数を計測する方法には2種類あり、「心電式」と「光学式」があります。心電式は計測器が付いているバンドを巻くことで計測する方法のため、正確な数値を出すことが可能です。ですが、ベルトを巻くことで圧迫感を感じることがあります。光学式はLEDライトを当てることで血中のヘモグロビン量の変化をセンサーを利用して計測することができます。そのため、ライトを当てるだけなので圧迫感がなく計測することができるのですが、精度は心電式と比べると劣ってしまいます。
トライアスロンは初心者の場合3時間程度で終わることも多いですが、上級者になり段々と距離が長くなると、それに応じて競技時間も長くなっていきます。特に、アイアンマン・ディスタンスになると競技時間は16時間以上かかることになります。
そのため、長時間のレースになってもゴールするまでしっかりと使用することのできるバッテリーが必要です。万が一バッテリーがレース中に切れてしまうと、その後のペース配分が分からなくなってしまってうまく進めなくなったり、残りの距離が分からずに計算することができなくなってしまいます。せっかく大会に挑戦しているのにそれでは意味がないですし、何より今まで練習してきた自分の成果を出すことができなくなってしまいますよね。
そこで、トライアスロンで実際に使用する腕時計がどれくらいの時間バッテリーが持つのかを確認しましょう。いきなり稼働時間が長いものを買わなくても、自分がどれくらい使用したいか、どれくらいで完走できるかなどを考えて選ぶようにしましょう。
また、トライアスロン用の腕時計の場合、レース中に使用できるためにGPSなどの機能を使用しているトレーニングモードはもちろんですが、通常の腕時計と同じように時計モードも存在します。実はこのモードによっても稼働時間は異なってきます。もちろん通常の時計モードであればそこまでバッテリーを消費せずに済むのですが、GPSなど様々な機能を使用する場合、その分バッテリーの持ちも短くなってしまいます。
購入する前に稼働時間を確認するのは大切なのですが、その際に必ず時計モードではなくトレーニングモードの稼働時間をチェックするようにしましょう。
トライアスロンを行う際には、腕時計の重さもチェックしましょう。重さと言っても数グラムの違いかもしれません。その程度ならと思うかもしれませんが、最も腕を振るランの間、腕時計の重さが気になってしまうことが多いようです。
基本的にトライアスロン用の腕時計であれば、邪魔にならないように軽量化はされていますし、基本的にはそこまで気にならないかと思います。ですが、トライアスロンは距離も長く、ましてやスイムとバイクを行った後に行うため、少しの重さもタイムにかかわってくることがありますし、また重さが気になってしまったがために集中力が切れてしまう可能性もあります。
重さを感じないようにするために、ベルトをきつく締める方もいるかと思いますが、そうしてしまうと腕の締めつけ感が気になってしまい、集中できなくなってしまう可能性もあります。とにかくタイムにこだわりたい人、1秒でもタイムを縮めたいと考えている場合には、できるだけ軽い時計を見つけてみましょう。目安としては、男女や体格、好みによって多少異なりますが、90g 以下のものであれば付けてても気にならないはずです。