このページでは、トライアスロンの魅力についてまとめています。
過酷なスポーツという印象が強いトライアスロンですが、近年では、男女問わずお子さんから高齢の方まで、実に幅広い年齢層の方がこの競技を楽しんでいます。
メイン層は30代~40代の働き盛りの方々。トライアスロンの何が彼らを惹きつけるのでしょうか。
トライアスロンはスイム(水泳)・バイク(自転車)・ラン(長距離走)という三つの種目を同時に行ないますので、日々のトレーニングでは当然ながら全てをバランスよく鍛える必要があります。
例えばランニングだけを趣味とする場合、鍛えられる筋肉は基本的に下半身に集中してしまいますし、どちらかといえばスリムな体型になっていきます。
逆に、水泳であれば鍛えられる筋肉は上半身が中心となります。
トライアスロンは三種目の組み合わせであり、且つ全ての競技が左右対称の動きを要するので、トレーニングを重ねることで適度な筋肉がついてくるだけでなく、体全体をバランスよく鍛えることができるのです。
水泳・自転車・マラソンの三種目は、ダイエットに欠かせない有酸素運動の代表格。
それらを継続的に続けることで、適度な筋力アップをしながら、より効果的にダイエットに取り組むことができると言えます。
トライアスロンはフルマラソンなどと異なり、「ショート(オリンピック)・ディスタンス」「ミドル・ディスタンス」「ロング・ディスタンス」といったように、競技者に合わせて距離別のレースが設定されています。
一般の方が多くエントリーしている「ショート(オリンピック)・ディスタンス」の場合、スイム1.5km/バイク40km/ラン10kmで、競技時間は2時間〜4時間程度。
初心者の方でも三ヶ月程度トレーニングをすれば大会にエントリーできるといわれていますので、健康維持やダイエット目的ではじめるという方でも、大会に参加するという目標を定めることでより高いモチベーションでトレーニングに取り組むことができます。
また、大会は国内だけでも全国各地で開催されており、泳げる場所がリゾート地に多いことから、島などで行われるケースもあります。
そういった地方の大会に参加するのであれば、大会参加だけでなく、現地でマリンスポーツを楽しんだり、島を自転車で一周するなど、スポーツと観光を同時に楽しむ「スポーツツーリズム」が可能です。
例えばフルマラソンの場合、42.195kmを走りきった翌日に観光というのはちょっと難しいかもしれませんが、トライアスロンであれば翌日もアクティブに動くことができます。
遠征と合わせてバカンスなど+αの楽しみを見いだせるのも、トライアスロンの魅力の一つといえます。
初心者でも三ヶ月程度で大会にエントリーできると前述しましたが、トータル50km以上を要するレースで完走を目指す以上、日々のトレーニングは欠かせません。
だからこそ、自分の定めた目標に向けて努力を重ね、それをクリアすることで得られる達成感は、スポーツならではの特別なもの。
トライアスロンの場合、三種目トータルだけでなく、それぞれの種目毎のタイムも出ますので、レースの結果を元にウィークポイントを分析して新たな目標を定めるなど、大会に参加する度に新たな発見が得られるはずです。
また、日々のトレーニングやレースを通して同じゴールに向かって参加者同士が切磋琢磨することで、年齢や立場を問わず多くの仲間をつくることができます。
普段の生活では接点のない幅広い世代と知り合うきっかけにもなりますので、新たな人脈作りにも最適といえるのではないでしょうか。
トライアスロンは三種目で構成される競技ですので、スイム、バイク、ランそれぞれの練習を行う必要があります。
そのためには土日のまとまった時間をトレーニングに費やすのではなく、1週間で3種目をバランスよくトレーニングすることが重要。
時間の確保が非常に重要なため、仕事をどのように進めるか。無駄な時間はないか。朝は〇時に起きて走る。など、自分自身のタイムマネジメント力の向上につながります。
こういったビジネスにも活用できるスキルを高められるトライアスロンは、究極のマネジメントスポーツとも呼ばれることもあります。
近年ビジネスマンの中でも自己研鑽に意欲の高い経営者層の方も趣味としてトライアスロンをやられる方が増えています。