クロスバイクでもっと速度を出せるようになりたいと思っている方は多いはずです。そのためには、より良い自転車を購入したり、パーツを交換したりすることで、自転車のスピードを上げることができます。その点、ホイール交換は、パーツ交換の中でもかなりコストがかかるカスタムですが、その効果は圧倒的です。今回は、走りが劇的に変わるホイールの選び方と、おすすめのクロスバイク用ホイールをご紹介します。
実際の製品を紹介する前に、まずはクロスバイクのホイールの選び方を説明します。理想の走りは、ロードバイクの足であるホイールで決まると言っても過言ではありません。安定性、ペダリングの軽さ、パワーの伝達などに関係する重要なアイテムです。 ここでは、選び方のポイントを「素材の種類」、「ブレーキシステム」、「ホイールの構造」の3つに絞ってご紹介します。これから購入される予定があるなら、ぜひ以下の選び方のポイントを覚えておきましょう。
クロスバイクのブレーキには、大きく分けてディスクブレーキとリムブレーキの2種類があります。ディスクブレーキは、ホイールの中心にあるディスクローターを挟んでブレーキをかけるものです。一方、リムブレーキは、ホイールの外側にあるリムを制動してブレーキをかけます。 近年急速に普及しているディスクブレーキは、耐久性に劣るカーボンホイールとの相性が特に良いとされています。そのため、もし選択するブレーキがディスクブレーキの場合は、カーボン製ホイールを合わせるようにしましょう。 ホイールの種類によって使用できるブレーキの種類が異なりますので、詳しくは販売店にてご確認ください。
ホイールの素材には大きく分けてアルミとカーボンの2種類があります。それぞれの特徴を理解した上で、自分に合ったホイールを選びましょう。 コスパを重視する初心者におすすめなのが「アルミホイール」です。最も多く使われているタイプで、比較的安価で耐久性が高いのが特徴です。また、各メーカーがアルミモデルのホイールを豊富に取り揃えています。 しかし、カーボンホイールに比べて若干重いというデメリットがあります。ロードバイクの完成車に装着されているアルミホイールの多くは、おおよそ2000g前後の重量があります。とはいえ、扱いやすさやコストパフォーマンスを考えると、最も身近なタイプのホイールといえるでしょう。
レースやパフォーマンスを重視する方は、「カーボンホイール」を検討してみてください。カーボンホイールは、アルミホイールに比べて軽量で剛性が高いのが特徴です。高速性能にも優れていますので、ロードレースなどの競技用としても最適です。 しかし、カーボンホイールはアルミホイールに比べて高価で、外部からの衝撃に弱いため耐久性が低いというデメリットがあります。 また、ブレーキパッドもアルミホイール用では壊れやすいため、カーボンホイール専用のものを使用する必要があります。優れた性能を持つカーボン・ホイールは、扱いがやや難しいことから、上級者向けのホイールと言えるでしょう。
ホイールの構造規格には3種類あります。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったタイヤタイプを見つけることが大切です。1つ目は、最もポピュラーな「クリンチャータイプ」です。パンク修理やタイヤ交換が容易で、メンテナンス性や操作性に優れているのが特徴です。 一方、「チューブラータイプ」は、タイヤとチューブが一体化しており、軽量で走行性能や乗り心地に優れています。また、より耐久性が高く、パンクしにくいものを探している場合は、「チューブレス」がおすすめです。 こうした点を踏まえ、ホイールを購入する際は、対応するタイヤの種類を必ず確認するようにしましょう。
ここからは、クロスバイクのおすすめホイールをご紹介します。先ほど挙げた選び方のポイントを参考にしていただきながら、好みのホイールを選んでください。
クリンチャータイプのタイヤ1本に対応したエントリーモデルで、初心者の方にもお求めやすい価格となっています。リムはアルミ製で、表面にはアルマイト処理が施されており、耐久性に優れています。エントリー商品として購入を検討されている方や、コストパフォーマンスを重視される方に最適です。 ロードバイクのホイールは、見た目の印象を大きく左右します。
自転車部品のトップメーカーであるシマノは、ホイールの種類が豊富で、コスパに優れたモデルがたくさんあります。また、ユーザーやプロのレーサーからのフィードバックをもとに、独自の技術で作られているのも特徴です。
できるだけ安くホイールをカスタマイズしたいなら、シマノの「WH-RS100」がおすすめです。安価ですが、17Cのワイドリムが採用されていて快適にサイクリングを楽しめます。 リムが軽いと、一生懸命ペダルを踏んで忙しくなるのですが、「シマノWH-RS100」はリムが重いのでその心配はありません。そのため、平坦な場所では、楽にペダルを漕ぐことができます。
街乗り用のロードバイク用ホイールを探している方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
サイクルデザインは、スポーツバイク生産の中心地である台湾に拠点のある会社です。そのため、常にユーザー目線で使いやすいアクセサリーを開発し、より快適にまた魅力的なライディングをサポートする製品を提供することができています。このホイールはユニセックスデザインのため、女性ライダーにもぴったりですし、素材にアルミニウムを採用しているため、比較的安価ながら耐久性を期待出来る商品です。
新しいライドベースライフスタイルを提案するクリエイティブメーカー「ライダーズカフェ」が販売しています。ライダーズカフェは、誰もが知っていて愛されるブランドへと成長することを目指しており、現在日本の主要都市に展開しています。 このホイールは、マットブラックカラーで、シックで目を引くオシャレな外観のホイールです。
本製品は、ピストバイクだけでなく、クロスバイクやロードバイクなどにもカスタマイズが可能です。 アルミニウム/マグネシウム製なので多少の重さはありますが、軽量にこだわらない街乗り程度の利用ならぜひおすすめしたい製品です。
優れた空力効果と剛性のバランスがとれた製品です。スポーク数を減らすことで空力性能を向上させ、高い剛性で優れた加速性能を誇ります。また、高品質なシーリング性能により、メンテナンスの手間がかからないのもうれしいポイントです。
このホイールは、チューブレス・クリンチャータイヤ対応です。コスパが良く、価格的にも非常にバランスのとれたクロスバイク用ホイールです。予算範囲内でできるだけ軽量のホイールをお探しの方は、ぜひ検討してみられてはいかがでしょうか。
クロスバイク用スタンダードモデルで、700x28~38cのタイヤに対応しています。素材はアルミなので、比較的安価で耐久性も高いです。扱いやすさやコストパフォーマンスの良さを考えると、最も使いやすいタイプのホイールと言えるでしょう。
ホイールセットが含まれた商品です。リアハブは簡単に分解でき、タワーベースも取り外せるので、工具を使わずに簡単に掃除やメンテナンスができます。
「WH-RS300」の最大の特徴は、ストレートプルスポークとエアロスポークを採用していることです。これらのスペックは通常この価格では手に入りません。さらに、リムの幅が広くなったことで、より一層の剛性アップが期待できます。
総合自転車メーカー「ホダカ」の自転車部品ブランドが製造している、毎日使いたくなるような信頼性の高いホイールです。スポーク数の多さによる耐久性の高さに加え、チューブレス対応の17Cワイドリム、11速バイクに対応したフリーボディなど、近年のホイールトレンドに沿った仕様となっています。
ロードバイクやクロスバイクの修理用ホイールとしても使いやすい、手頃な価格のホイールです。
今回は、クロスバイク用ホイール10選とクロスバイク用ホイールの選び方を紹介しました。自分に合ったクロスバイク用ホイールを選ぶためにも、ぜひ参考にしてください。ホイール交換は少々コストがかかりますが、自転車の性能を確実に向上させる手段のひとつです。このようなカスタムをするようになると、かなり自転車にハマり始めた証拠です。さまざまなカスタマイズで、よりよい自転車ライフを楽しんでください。