サイクリングやヒルクライム用のロードバイクはディスクブレーキが搭載されているものがおすすめです。なぜディスクブレーキ搭載の方が良いのか、そのメリットやデメリットを紹介していくと同時に、おすすめのロードバイクを15選ご紹介します。購入を考えている方は参考にしましょう。
ではディスクブレーキ搭載のメリットはどのような部分なのでしょうか。ディスクブレーキ搭載のロードバイクは快適で、一度走ったら手放せないという方もいます。どのような部分に手放せないほどの魅力を感じているのか見ていきましょう。
ディスクブレーキは悪天候に強いです。一般的に広く使われているキャリパーブレーキはリムにゴム製のブレーキシューを押し付けることでブレーキをかける仕組みです。ゴムと水は相性が悪く、ゴムに水がつくとブレーキの利きが悪くなり、ブレーキシューの減りも早くなります。 そのことからキャリパーブレーキは悪天候に弱いと言えます。
その点ディスクブレーキは搭載されている場所が外部の影響を受けにくく、悪天候に左右されないメリットがあります。雨天のときは特に、ブレーキングに不安を感じる方も多いでしょう。その心配がなくなるのは嬉しいポイントです。
タイヤのクリアランスが広いため、自分好みにタイヤを選ぶことができます。段差のある道などを走る方は振動の吸収性が高い太いタイヤにしたり、坂道を走行することが多い方は細いタイヤにしたり、好きなようにチョイスが可能です。
キャリパーブレーキは構造上、リムのブレーキ面の強度を保持しなければならないためホイール外周が重くなります。ディスクブレーキだと専用のホイールで、リムはタイヤの保持のみで良いため簡単に軽くできます。
メリットだけでなくデメリットもあるのでしょうか。メリットを聞くと良いところしか無いように思え、せっかく買うならディスクブレーキ搭載の方が良いのではと思うでしょう。ただ価格やメンテナンスにおいては多少のデメリットがあります。
価格が同じグレードのパーツで組まれたバイクよりも1万円ほどの差があります。ハイグレードのロードバイクの場合は5~10万円ほど価格差が出ることもあります。とはいえ悪天候に強かったりホイール外周が軽かったり、使いやすさを考えると価格はあまり気にならないかもしれません。
メンテナンスがキャリパーブレーキよりも難しく手間がかかります。タイヤのセッティングがうまく出来なかったり、油分に弱いブレーキパッドやディスクローターを素手で触ってしまったりするとブレーキの利きが悪くなる、変な音が鳴るなどの可能性があります。 セルフメンテナンスをする場合はロードバイクのマニュアルをしっかり読んでから行うか、専門店にお任せしたり専門店のスタッフに話を聞いたりするのが良いでしょう。
メリットやデメリットを紹介しましたが、デメリットはほとんどないに等しいとも言えるでしょう。悪天候への強さや長時間走行でも安全性が高いこと、軽い力でブレーキが利くことなどメリットが豊富です。 ホイールも自分で選択できますし、何よりディスクブレーキ搭載のロードバイクで走った方は満足度が高い傾向にあります。
もうディスクブレーキ搭載のロードバイクから離れられないという声もあるほどです。 デメリットはカバーできる部分ばかりです。セルフメンテナンスが難しいなら専門店にお願いしたり、外出先で困らないように専門店で話を聞いておいたり、価格は長い目で見たらそこまで負担には感じないでしょう。
ディスクブレーキには油圧式と機械式の2種類あります。油圧式はオイルの力を利用し軽いタッチでしっかりとブレーキが利きます。ディスクブレーキの良さを十分に感じられるのは油圧式と言えるでしょう。機械式は油圧式に比べて安くワイヤーを引いてブレーキをかけるものです。
ブレーキはレバーを握りブレーキ面へロスなく伝えられるか?ということを伝達効率と呼びます。伝達効率が良いとブレーキが利きやすいと言えます。伝達効率は油圧式は良く、機械式は悪いです。油圧式は構造上、オイルの力を利用しているため擦れによる抵抗もなく、力のロスが少ないです。 それに対して機械式はブレーキ面に加える力が強く、反力も強いためキャリパーなどへの負荷が大きいことからブレーキの利きは悪くなってしまいます。ただその分機械式はメンテナンスがしやすいです。
すぐに改善できないトラブルは起きにくいので、出先でも安心して対応できます。 油圧式の場合は扱いが繊細のため、セルフメンテナンスは難しいです。専用の工具を使用したり、理解して行わないとブレーキが利かなくなってしまったりという場合があります。
安いのは機械式です。パーツの組み換えも自由で、自分好みにカスタマイズを楽しめます。その分油圧式よりもブレーキ力は劣りますが、制動力を高めたい場合は半油圧式の製品を取り入れるのがおすすめです。
ディスクブレーキについて理解したところで、ディスクブレーキ搭載のロードバイクを15選ご紹介します。購入を考えている方は参考にしましょう。
前輪に機械式のディスクブレーキを搭載し、瞬時に停車できる強力なブレーキ性能です。後輪はキャリパーブレーキを採用することでスピードをコントロールできます。ドロップハンドルはオールラウンドタイプで操作しやすいのが魅力的です。 指1本で簡単に変速できるシマノ製の変速機は、フロントチェーンホイールと組み合わせれば21段変速できます。砂利道でも走れる性能を兼ね備えているためサイクリングにはもちろん、都会で乗るのにもおすすめです。
脱初心者を目指す方におすすめできます。前後にディスクブレーキを搭載しているため、ブレーキ性能が高く悪天候でも安心です。軽い力でブレーキが利くため通勤や通学にも選ばれている一台です。サドルはクッション性に優れており、サイクリングに適しています。 ドロップハンドルはスピードや場面に合わせて姿勢を変えられるよう、湾曲したデザインです。シマノ製の21変速のシフターやパーツを採用しています。
スポーツ自転車専用のメーカーであるパンサーの代表、定番モデルです。カラーバリエーションが豊富で独自のデザインもパンサーの魅力です。軽量で耐久性の高い6061アルミフレームを採用し、日本人の体や用途に合わせて最適な各部の寸法を調整します。 乗り心地の良さは格別で、本格的なレースはもちろん街中でのファッションバイクとしても人気を集めています。パンサーはメーカー保証やアフターサービスが充実しているのも安心です。
アメリカのブランドであるハイランドのロードバイクです。高品質で超軽量のアルミフレームを採用し、操作しやすく快適に風を切ることができます。85%組み立て済で自身での組み立ては簡単です。 スムーズにギアチェンジが可能で、ブレーキレバーには環境保護素材を使用しロードバイクの耐久性をアップしています。信頼性の高いパーツやブレーキなどを搭載し、どんな天候でもどこへ行っても楽しい気分になる快適性を重要視しているバイクです。
基本性能を抑えたロードバイクです。フロントディスクブレーキやフロントクイックリリースなどを搭載し、シマノ製の21段変速でスピードの調整がラクラクです。470mmサイズのフレームで比較的小柄な方でも乗りやすい形が嬉しい部分でしょう。
軽量6061アルミニウムフレームを採用しており、軽くて運転しやすいです。さらに統合ヘッドセットやハンドルバーマウントシフトを搭載しています。ディスクブレーキはさまざまな天候に対応できるため、週末のロングロイドや通勤、エクササイズに使えます。 組み立てはシンプルですが、お近くのショップへ行き組み立ててもらうのが良いでしょう。組み立てに時間を要するため、不明な点や専門的な知識などをショップ店員に伺いながら組み立ててもらうのが良いです。
機械式のディスクブレーキを搭載し、優れた停止力を実現しています。スピードは14段階、ドロップバーやタイヤなどが特徴的なぐラベルバイクです。アルミフレームはスチールフォーク付きで軽く、安定感があります。あらゆるサイクリングにぴったりで、どのシーンでも万能さを発揮するでしょう。
赤色のハンドルがアクセントになっていてかわいいデザインのロードバイクです。スポンジハンドは握りやすく手にフィットし、よく馴染みます。ディスクブレーキは操作が簡単で制動効果が良いです。とても乗りやすく手軽な操作で日常生活で活用するのがおすすめです。
LZBIKEは名を馳せたロードバイクのメーカーです。21変速で平坦な道だけでなく、多少の坂道であれば問題なく走れます。細身タイプのホイール幅で通勤や通学、ファッションバイクにぴったりです。 比較的初心者の方でも乗りやすいタイプなので、初めてロードバイクを購入する方は検討してみると良いでしょう。手の出しやすい価格も嬉しいポイントです。
白と黒の斬新でおしゃれなデザインが目を惹きます。高品質な炭素鋼フレームは耐久性、乗り心地の良さに優れている頑丈なフレームです。ギアは指先でサッと切り替え可能で走行の妨げになりません。27スピードドライブトレインで、さまざまな状況や地形などに対応します。
男性用の通勤や本格レースに使えるロードバイクです。高品質の炭素鋼を使用し、耐久性が高いため長く愛用できるでしょう。24スピードシフティングシステムでさまざまなシーンに適したスピードで走行でき、ブレーキは機械式ディスクブレーキで強力です。 デバックはシンプルで柔軟な対応をし、ディスクは優れた放熱性があります。シートクッションはロードバイク用の特別な設計、サドルも人間工学に基づいて作られています。
スポーティな見た目が魅力的なロードバイクです。ハンドルのグリップは加速したときに体を傾けやすくスピードに乗りやすい設計です。アルミニウム合金リムを採用し、軽量で優れた耐荷重性を兼ね備えています。 高速で軽量のライディングにディスクブレーキによる安定したブレーキングで乗り心地は抜群です。メンテナンスが比較的容易に行えるのも魅力です。
ロードバイクとマウンテンバイクの機能を組み合わせたバイクです。ドロップハンドルバーは3つのポジションに分けられ、乗っている最中にポジションを変えられます。21速で変速はスムーズに行えます。舗装道路から未舗装道路まで快適に走行できるでしょう。
ゴツめの見た目とは裏腹に8.7kgと軽量のカーボンロードバイクです。タイヤの軽量化にこだわりながらも乗り心地は向上させています。ハンドルバーは人間工学に基づき安定かつ効率的なライディングを可能にしています。 こちらは油圧式のディスクブレーキとキャリパーブレーキ搭載で、強力なブレーキングを長時間持続できます。変速はスムーズでスタートもスマートです。
スタイリッシュなデザインで通勤やツーリングを思う存分楽しめるでしょう。こちらは初心者から中級者向けで、少し速く走行したいと考えている方におすすめです。ラックとフェンダーマウントは乗り心地をカスタマイズできます。軽量で丈夫なハイブリッドタイヤ付きリムは信頼でき快適さに貢献しています。
【一般的なローターの洗浄方法】
安全に走行するには定期的なディスクブレーキのメンテナンスを行いましょう。ローターの洗い方は上記を参考にしてください。汚れが付着したまま洗剤やクリーナーで洗うとローターに傷がついてしまうので気をつけましょう。 パッドの交換は走行距離で変わります。パッドの厚さがメーカー推奨の厚さより薄い場合は交換が必要です。洗浄と共にパッドの状況も確認するのが大切です。
ロードバイクはディスクブレーキ搭載がおすすめです。悪天候での走行に不安を感じる必要がなく、どのような場面でもブレーキに安心感を持てます。スピードが出て快適な乗り心地はブレーキングへの安心感から生まれます。ぜひディスクブレーキ搭載車を検討してみてください。