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ベンチ豚とはどんな人?ダサいと言われるベンチ豚体型にならないためのコツ

ベンチプレスは、上半身、特に大胸筋や上腕三頭筋を鍛えられる王道的な筋トレメニューとして人気が高いです。ですが、ベンチプレスばかりしていると「ベンチ豚」と揶揄されてしまいます。本記事では、ベンチ豚とはどんな人の事を指すのか、ならないためのコツなどを解説していきます。

ベンチ豚とは?


ベンチ豚というのは、ベンチプレスばかりやっていて、大胸筋辺りの筋肉ばかりを鍛えており、背中や肩などに比べて胸筋だけが不揃いに発達している人の事を指します。部分的に鍛えているだけなので、体系もアンバランスで見栄えも良いとは言えません。 字面からも分かるように、大抵悪い意味合いを込めて使われる言葉となっています。胸だけが不自然に膨らんでいて、その一方で肩や腕などの筋肉は鍛えられておらず、理想的な逆三角形とは程遠い、背筋を鍛えられていないため、体の厚みが無いなどの体つきが典型的な例です。


こうしたベンチ豚の人というのは、後に詳しく解説するように、ベンチプレスをしてばかりで自分のボディメイクが出来ていない事を周りに見せつけているようなものとも言えます。単にベンチプレスが好きでやっているだけでも、もしかしたら該当しているかもしれません。

ベンチ豚の特徴【体型編】


ベンチプレスばかり取り組んでいて、大胸筋だけが目立ってしまっている体型がベンチ豚であるという事が分かりました。実際に体系的な特徴を見てみると、とても分かりやすい見た目をしている事が分かると思われます。

ベンチ豚の体型①大胸筋だけが発達している


まずは、なんといってもやはり大胸筋だけが発達している事が最大の特徴でしょう。大胸筋だけが鍛えられていて、そのほかの部位、例えば肩や背中の背筋といった近くにある筋肉は不自然なほど発達していないため、実際に見ると非常にアンバランスな体系をしていると分かります。 著名な芸能人で言うと、ダウンタウンの松本人志さんが該当すると言われています。筋肉トレーニングを週3回行っており、ベンチプレスやチェストプレスなど、大胸筋に負荷をかけるトレーニングをメインに取り組まれている模様です。


男らしく分厚い胸板には、誰もが憧れる所でしょう。しかし、大胸筋だけが鍛えられたところで、出来上がるのは部分的に発達したアンバランスな体系です。こうなってしまうと、ベンチ豚と突っ込みを入れてしまいたくなるのも分からないではないでしょう。

ベンチ豚の体型②ベンチプレスのやり過ぎ


2つ目は、ベンチプレスをやりすぎてしまっていて、大胸筋だけ鍛えられている事です。筋肉トレーニングもやりすぎると、体のバランスが崩れてしまいます。特に胸筋だけが発達すると、それがより顕著になってしまうのです。 なぜベンチプレスばかりやりすぎてしまうのかというと、効果が目に見えて出やすいからというものが考えられます。ベンチプレスは筋肉トレーニングの中でも変化が分かりやすく、比較的簡単にできるものだからです。 自分の筋肉が分かりやすく鍛えられている事が分かるのであれば、確かに何度もやりたくなってしまう気持ちは分かります。しかし、結局のところは胸筋だけが育ったバランスの悪いものでしかありません。

ベンチ豚の体型③低身長で手足が短いマッチョ


もう1つ、身長が低く、手足が短いマッチョ体系の方の事もベンチ豚と呼ばれる事があります。これはトレーニングが偏っているからというのが原因ではなく、寸胴で手足が短く、頭も大きめという生まれつきの体格から呼ばれてしまっているケースです。 手足が短めだと、ベンチプレスにおいて重量を上げやすいとされており、パワーリフターの方などはこうした体系の方が比較的多いです。ただ、パワーリフターの方はベンチプレスの協議で勝つために努力をしている人達ですで、まず口に出すべきではないでしょう。 パワーリフターではないとしても、生まれつきの体格を変えるのは簡単な事ではありませんので、本人が望んでいないのにベンチ豚などと呼ばれてしまうのは心外でしょう。

ベンチ豚の特徴【態度編】


この様に、一般的にベンチ豚と言えば、ベンチプレスばかりやっていて大胸筋だけ異様に育っているという、バランスの悪い体系をしている人の事を指します。ですが実は、態度によってもベンチ豚と呼ばれる事があります。

ベンチ豚の態度①高重量を挙げる人が偉いと思っている


態度編の1つ目は、ベンチプレスで重い重量を上げられる人が偉いと思っている事です。筋肉トレーニングにおいて、重い重量でトレーニングが出来るのは誰でも憧れる事ですから、高重量のベンチを上げられれば確かに努力の成果が出たと言えるでしょう。 しかし、いくらベンチプレスで高重量を上げられるようになったからと言って、気持ちが大きくなり重い重量を上げられる=偉いと勘違いしては、周りから煙たがられるのも無理はないでしょう。 ベンチプレスというトレーニングは、ジムに通いたての初心者の人たちも行います。しかし、フリーウェイトのエリアはただでさえ近づきにくいのに、その上に偉そうな人がいれば、ますます近づけなくなってしまいます。

ベンチ豚の態度②長時間ベンチプレスを独り占めしている


もう1つ、長時間ベンチプレスを独占している人の事も、ベンチ豚呼ばわりされる事があります。当然のことながら、ジムのマシンはどれであっても来ている人で共有して使うものです。使いたい人がいるのなら、大人な対応が必須でしょう。 先に解説した通り、ベンチプレスはビギナーの方も行うべきトレーニングですし、人気も高いです。使いたい人がいるのにもかかわらず、関係なしとばかりにベンチプレスを独り占めしているような人は、体系のアンバランスさに関係なくベンチ豚呼ばわりされてしまうのです。


もしかしたら、単純にベンチプレスをするのが好きなだけで、やり続けている可能性もあります。ですが、それも結局はバランスの悪い体になってしまいますので、なんにせよ長時間の占有はマナーの点から見ても避けるべきです。

ダサいベンチ豚にならないためのコツ


以上、ベンチ豚の体系的、態度的な特徴をそれぞれ解説してきました。基本的にはマイナスな意味合いで使われる言葉ですので、誰しもベンチ豚などと呼ばれる事は嫌な気持ちがしますし、思われたくもないでしょう。

コツ①全身を筋トレして鍛える


であるのならば、まずは全身をまんべんなく鍛える努力をしましょう。ベンチプレスで大胸筋をしっかりと鍛える事も、勿論悪いわけではありません。ですが、背中や肩といった周辺の筋肉をはじめ、全身をしっかりと鍛える事で、バランスの良い理想的なフォルムを会得できるのです。 手始めに、肩や背中などの筋肉を鍛える事から始めてみましょう。健康の面を考慮しても、上半身の前面だけが鍛えられている所為で重く、それを支える役目がある背部が貧弱なままでは、姿勢を崩しやすくなってしまいます。


また、上半身を鍛えて重くした分、下半身もそれを支えられるように強くしておかなければ、バランスの悪さから動きがぎこちなくなってしまう可能性が高いですし、腰を痛めかねませんので、全身を鍛えて損はまずないでしょう。

コツ②脂肪を減らす


次に、脂肪を減らす努力をしましょう。ベンチ「豚」とあるように、大胸筋が目立つだけではなく、太って見えるような人はますますベンチ豚と呼ばれやすいです。ベンチプレスで高重量を上げるのには体重が重い方が有利ですが、脂肪を増やすのではなく、筋トレですべて筋肉に変えてしまいましょう。

コツ③ベンチプレスばかりしない


そして、何よりもベンチプレスばかりにこだわらない事、長時間やりすぎない事が大切です。ベンチプレスは胸筋の発達が分かりやすいだけではなく、三角筋や上腕三頭筋などもサブターゲットとして鍛えられるため、特化したくなる気持ちも分からなくはありません。 ですが、その結果としてとてもマニアックなフォルムになってしまいます。加えて、悪気が無くともフリーウェイトをずっと使い続けていれば、占有していると思われます。そうなればベンチ豚と呼ばれてしまう事もあるので、他のトレーニングも積極的に取り組みましょう。

ベンチ豚と同じくらいダサいチキンレッグとは?


ベンチ豚に似たような別称として「チキンレッグ」という言葉もあります。これは、上半身は鍛えられているのに、下半身が全く鍛えられておらず、まるで鶏の脚のようにほっそりしている体型からこう呼ばれます。 これもやはり、アンバランスな鍛え方をしている事が原因ですので、どちらにしてもトレーニングは何か1つに特化するのではなく、全身をバランスよく鍛えるのが大切という事です。

ベンチ豚を卒業しよう


意図している、していないにかかわらず、誰しもベンチ豚などとは呼ばれたくない筈です。ベンチプレスだけにこだわらず、各種のトレーニングに取り組んで、誰からも羨ましがられる体系を手に入れましょう。

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