誰だって、常にスリムで理想的な体系を得たいところでしょう。その為にはダイエットをしなければ、となりますが、体重を落とし体型を整えるというのはすぐには効果が出ないものです。そんな簡単にはいかないダイエットを何としても成功に導くために、実践するべき習慣などをご紹介します。
ダイエットを成功に導くためには、食事制限、定期的な運動、生活習慣の改善という3つのポイントを押さえましょう。 まず食事制限は、カロリーの低いものだけであるとか、過度に制限をするのではありません。あくまでも、栄養価の整ったバランスの良い食事が大切なのです。偏食で痩せてもリバウンドしやすくなるだけなので、バランスを意識してください。 2つ目の定期的な運動は、有酸素運動と無酸素運動の組み合わせです。前者はランニングなど、後者は筋肉トレーニングなどが該当し、筋トレで筋肉を増やして基礎代謝を上げ、有酸素運動で脂肪燃焼という組み合わせが大切です。
もう1つの生活習慣の改善は、例えば睡眠時間の確保、寝る時間を遅らせずに間食を食べないようにする、あまりストレスをため込まないように発散する習慣を身に着ける、などが挙げられます。
ダイエットというのは、一朝一夕で終わるものではありません。痩せるという目標を達成するためには、継続して取り組む事が大切です。成功させるには、毎日の生活の中で意識してほしい習慣があります。
まず1つ目は、空腹の状態を見分ける事です。大抵の人は、朝食、昼食、夕食と3食食べて、合間に間食を食べる、といった流れが当たり前になっているでしょう。ですが、それは本当にお腹が空いているから食べていると言えるでしょうか? 勿論、3食しっかりと食べる事が間違いなどではありませんが、口が寂しいから、といった理由だった場合、偽の空腹の可能性があります。加えて、空腹というのは免疫力や美肌などにも効果があるという研究結果もあるほどですから、偽の空腹に惑わされないようにしましょう。
2つ目は、食事の記録を付ける事です。ダイエットを成功させるためには、摂取カロリー、つまり食べる事で得たエネルギーよりも、運動などで消費するカロリーの方が多くなっている必要があります。成功しない場合、単純に摂取カロリーが上回っているのです。 なんとなくで摂取カロリーを抑えてダイエットをする、というような考えだと、体重を落とす事は難しいでしょう。今は手軽に使えるダイエットアプリなどもありますから、そうしたものを利用して記録する事をお勧めします。
3つ目は、毎日体重計に乗って、体重を計測する事です。ダイエットを使用としているのならば、それなりに体重が増えてしまっている現状が分かっている筈ですから、乗る事自体多少なりとも怖いかもしれません。 しかし、ここで怖がらずに毎日体重計に乗る、というのが大切なのです。たとえ食べ過ぎた日があったとしても、運動が出来なかった日があっても、どれだけ食べるとどれだけ増える、逆にこれだけ動くと減るという事を数字で把握しておくべきです。
加工食品を食べる事は、出来る限り避ける事をお勧めします。一般的に加工食品と言えば、冷凍食品やカップ麺などが該当します。これらは時間をかけずに簡単に食べられますので、特に忙しい方はついつい食べてしまう事もあるでしょう。 摂取するカロリーを控える事も成果にはつながりますが、こうした食品は栄養価が少ない割にカロリーが高いと言われています。実際、摂取を控えたところ自然と一日の摂取カロリーが減って、数週間で数キロ痩せられた、という研究結果もあるほどです。
5つ目は、低GIの炭水化物を摂取するように心がける事です。GIというのは、食後の血糖値の上昇率を表しているものであり、低GIの食品は名前の通り血糖値の上昇が低めである事を表しています。 そうした炭水化物は穏やかに血糖値が上がる分、急激に上下するのと比較しても空腹感を感じにくいので、ダイエット向きなのです。白米やパンを食べていた方は、玄米や全粒粉のパンなどに変える事で効果が発揮されるでしょう。
比較的短めの期間でもダイエットを成功させたいのであれば、タンパク質を多めに摂るように心がけて下さい。肉類や魚類に多く含まれるたんぱく質は、代謝されるときに多くエネルギーを消費しますから、無駄な食欲を抑える事が出来るとされています。 ダイエットに効果的なタンパク質量は、体重1㎏に対して1.2gから1.9g程度と言われています。通常の食事だけではなく、タンパク質の塊そのものであるプロテインも実はダイエット向きですので、取り入れてみましょう。
お菓子は、出来る限り買い置きをしないようにしましょう。どうしても、自宅にお菓子があるといつでも食べられる状態なわけですから、つい手を伸ばしてしまいがちです。そういう場合、最初に述べた偽の空腹に惑わされているか、ストレス解消のためというケースが多いです。 食べたいのであれば、歩いて買いに行けばいいだけの事です。もしどうしても間食が欲しいという場合には、ナッツやヨーグルトといった豊富な栄養価を備えているものがお勧めです。
8つ目は、ストレスをためないようにする事です。これは現代社会において、ある種とても難しい事に感じるかもしれませんが、ストレスによって食欲が減退する人も居れば、逆に増加して食べすぎてしまう方も居ます。 前者の場合も問題ではありますが、ダイエットに関しては後者の方が当然ながら問題になりやすいです。ストレスが全くない生活というのも難しいでしょうが、何かしらの解消法を見つけて、健康に影響が及ばないようにして下さい。
とても簡単な事ですが、歩くのを習慣づけるのも大切です。特に、普段電車を利用して通勤していたり、通学をされている方は、問題にならないのであれば1つ前の駅で降りて歩くようにしてみましょう。 特に首都圏に住まわれている方は、駅の間隔が短いので実践しやすいでしょう。また、自動車を主な移動手段として使われている方も、近所の徒歩で行けそうなコンビニやスーパーには歩いて行ってみると程よい運動になります。
最後の10個目は、自分に合った運動を取り入れる事です。痩せたいけど運動が続かない、という方は、自分に合っている運動が出来ていない可能性が高いです。運動そのものが苦手な方も居るでしょうが、合っているものなら嫌でも続くものです。 フットサル、テニス、ヨガ、ダンス、エアロビクス、体操やボルダリングなどといったように、運動と一口に言っても非常に様々な種類がありますから、自分が続けられると思える運動をどん欲に探してみるべきです。
色々と習慣づけると良い事はありますが、どうせダイエットをするのであれば失敗などしたくは無いでしょう。最後に、ダイエットを実践する上で失敗しないためのコツもいくつかご紹介します。
まず、炭水化物を抜いた食事制限をするダイエットは要注意です。炭水化物、つまり糖質というのは体脂肪を形成しているものですから、無駄に摂取しないために制限するという考えになりがちですが、食事で大切なのはバランスなのです。 一時的に体重が軽くなっても、体脂肪が減ったわけではありません。毎日、茶わん1杯分程度の炭水化物であれば、摂っても問題にはならないのです。
2つ目は、運動は継続する事です。食事の量を減らすだけでも体重を落とす事は現実的に可能ですが、アンバランスな体型になってしまいます。ダイエットのための運動は、エクササイズなど簡単なもので結構ですから毎日続けてください。
短期間で効率的に痩せたい気持ちは分かりますが、目標は長期的な計画を立てるようにして下さい。特に女性は急激なダイエットで体調を崩しやすいと言われていますので、長い期間を設けて少しずつ変化をさせていく方法が、一番健康的なダイエットになります。
ダイエットというのは、やはり一筋縄でいくものではありませんが、継続する事、習慣付けてモチベーションを保つことで成功に至る事は十分可能ですから、ぜひともしっかりと痩せるという気持ちを持って取り組んでみてください。