懸垂は外側広筋と上腕二頭筋のトレーニングとして人気があります。そのためには、専用の器具を使用することで、トレーニング効果を高めることができます。中でも、自宅での懸垂に特化したトレーニング器具である「チンニングスタンド」がおすすめです。今回は「チンニングスタンド」に焦点を当て、自分に合う商品の選び方や、おすすめの商品も合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
チンニングスタンドとは、自宅で懸垂ができるトレーニングマシンのことです。懸垂マシン、ぶら下がり健康器と呼ばれることもあります。使い方次第で、大胸筋や広背筋、上腕二頭筋など様々な筋肉を鍛えることができます。 自宅で本格的に体づくりをしたいなら、チンニングスタンドを買うのが近道です。このマシンを自宅に置く最大のメリットは、ジムで行う筋トレを自宅でも行うことができることです。雨の日や雪の日でも移動の手間がなく、周りの目を気にしなくていいので、寝起きなど好きな時に始められます。
チンニングスタンドを買おうとすると、種類が多すぎて悩んでしまう方が多いです。安価なものから高価なものまで、まさにさまざまなタイプのマシンがありますが、どれを買うにしても大きな買い物ですから、失敗はしたくありません。そこで、ここではお気に入りのマシンを見つけるためのポイントを解説します。
チンニングスタンドは思っている以上にサイズが大きいです。買う前にマシンのサイズを測って、天井までの高さなど、置く予定の場所に合うかどうか確認することをおすすめします。 また、部屋に置けたとしても、スペースが狭ければ思い通りに移動しながらトレーニングすることができませんので、十分なスペースを確保してください。 マシンを置く十分なスペースがない狭い部屋でトレーニングを行う場合は、コンパクトなバータイプ、また折りたたみ式など収納スペースを取らないタイプを選ぶのがおすすめです。
懸垂マシンにはそれぞれ耐荷重があります。耐荷重とは、その製品がどのくらいの重さに耐えられるかを示すもので、耐荷重を超えると破損につながる恐れがあります。一般的な懸垂マシンの耐荷重は80~120kg程度のものが多いですが、その際には自分の体重だけを考えないように注意しましょう。 トレーニング中にリコイルを使用すると、リコイルに応じて懸垂マシンの負荷が大きくなります。そのため、負荷をかける重量に余裕を持たせるようにしてください。トレーニングを続けていると、徐々に筋力や体力がついてきて、通常のトレーニングにも慣れてきます。 自分の体重に加えて重量を加えた分が耐荷重を超えてしまうことも考えられますので、耐荷重に余裕のある懸垂マシンを選ぶとよいでしょう。
安定性の高いマシンを選ぶためにはメインフレームの太さとサブフレームの数をチェックするようにしましょう。メインフレームが太ければ太いほど、体重をかけたときの揺れが少なくなります。 また、サブフレームの数が多いほど、メインフレームにかかる負荷を分散させることができ、より安定した状態で使用できるのでおすすめです。体を振り回す動作が多いですので、フレームの安定性と安全性は大切なポイントとなります。
では、通販サイトで人気のマシンを見ていきましょう。それぞれ、サイズや重量、最大荷重制限や機能などに違いがありますので、ぜひ比較してご自分にぴったりの商品を見つけてください。
自宅で懸垂マシンを使う予定なのが自分だけではない場合、家族それぞれに個人用のマシンを購入するのは不経済で不便です。その点、「BangTong&Li」のぶら下がり健康器は、簡単に高さを調節できる懸垂マシンとなっています。 6種類の高さがあり、約155cmから185cmまでの身長に対応しています。
Amazonのベストセラー商品でもあり、口コミの評価も高いので、夫婦や兄弟など家族で好きな高さで一緒にトレーニングしたい方におすすめです。
このマシンは、独自のはしご型ハンドルを採用し、握りやすさを追求しています。家族みんなで使える高さ調節機能も搭載していますので、複数人で使い回したいというご家庭にぴったりです。 また、チューブバンドを掛けるフックが付いているので、初めて懸垂をする方にもお勧めのチンニングスタンドです。大胸筋や上腕二頭筋など、上半身を細かく鍛えることができます。
安定性という面でも、しっかりとした構造で作られており、使用時に倒れるなどの不安を取り除いてくれます。
後方への転倒を防ぐため、6段階に調整できるクッション性のある背もたれを装備しています。ベース部分は8の字型に設計されており、トレーニング中の縦揺れを抑えて安定性を高めています。また、バーの高さを細かく変更できるので、お子様からお年寄りまで幅広くご利用いただけます。
少し大きめのどっしりしたサイズですので、耐久性や揺れにくさを重視したい方に最適です。
低価格でさまざまなトレーニングができるマシンをお探しの方におすすめできるモデルです。この「Wasai 」のチンニングスタンドは、2種類のグリップを備えているのが特徴です。同じ懸垂でもグリップを変えれば異なる筋肉を鍛えることができるので、使い分けができるのは便利です。 また、15,000円を切る安さも魅力のひとつです。
安くてシンプルな機能にもかかわらず、胸筋、腕、肩などあらゆる筋トレに対応。家庭でも取り入れやすい、コストパフォーマンスの高いチンニングスタンドです。
腰痛やヘルニアなどのトレーニングや改善にも使えるぶら下がり健康機です。130cmから190cmまで、身長に合わせて5cmごとに調整できます。また、ショルダーフレームがしっかりと体をホールドしてくれるので、逆さまになってもずり落ちる心配がありません。 足首を固定するレバーも、足の大きさに合わせてロックピンでしっかり固定するので、トレーニング中にレバーが外れるなど余計な心配なく、トレーニングに集中できます。
さらに、セーフティーバーをセットすることで、角度を4段階に制限することができるので、慣れるまでは角度をセーブしながら安全に使用することができます。
本製品は、日本人の体形に合わせて機能をシンプルに絞ったスタンダードモデルです。傾斜した背もたれと特殊な形状により、レッグレイズを効率的に行うことができます。 チンニングスタンドを導入する際には、耐荷重が重要なポイントで、中にはハンドルやバーが反動に耐えられるかどうかを心配される方もおられることでしょう。
その点、リーディングエッジのぶら下がり健康器は、設計時に耐荷重テストを行い、ハンドルに140kgの重りを付けて24時間放置しても問題ないことを確認しています。また、1平方メートルのスペースしか取らないコンパクトさも魅力です。
ハイガーの懸垂マシンは、本格的なチンニングトレーニングのために開発されました。もちろん、ストレッチ用の吊り下げ式エクササイズマシンとしても使用できます。 安定した頑丈な構造と高い耐久性に定評があり、正しいトレーニングフォームを維持できるように設計されています。
懸垂だけでなく、レッグレイズ、腕立て伏せ、ディップスなど、さまざまなトレーニングに活用できます。
BARWINGのマルチサスペンションマシンは、トレーニングがしやすいように配慮されており、初心者から本格的なエクササイズをする方までおすすめです。アームレストは4段階に調整可能で、腕やトレーニング内容に合わせてワンタッチで調整できます。 また、チンニングバーはトレーニングの邪魔にならない最新のデザインで、4種類の持ち方でトレーニングができます。
細部に至るまで満足度の高い、おすすめの人気商品です。
三角柱のデザインが強度を高め、激しく動いても安定感があります。外側に向かって広がるフレア状のベースと吸盤を組み合わせ、トレーニング中の転倒を防いでくれます。また、腕立て伏せをするときにも便利なプッシュアップグリップが付属しています。
さまざまなメニューに挑戦して、全身のボディメイクを実現したい方に最適なチンニングスタンドです。
自宅でいつでも何度でも本格的な筋トレができるトレーニングマシンです。本製品の最大のポイントは、10段階の高さ調整が可能なことで、子供から大人まで家族みんなで使えるメリットがあります。 また、本製品は八角形のベースを採用しているためぐらつきがなく安心してトレーニングを行うことができます。
省スペース設計のため、場所を取らず邪魔になりにくいのもポイント。広いスペースが確保できず、マシンの設置場所に迷っている方にもおすすめです。
当商品は無駄を省いたスマートなデザインで、初心者からアスリートまで、自宅で本格的なトレーニングができる懸垂マシンです。スタンドは頑丈な太い金属パイプを使用しており、幅広のグリップが付いているので懸垂がしやすく、トレーニングに集中できます。 このマシンでは、懸垂だけでなく、さまざまなトレーニングができるので、組み合わせて全身を鍛えることができます。
また、ハードなトレーニングだけでなく、背筋を伸ばすぶら下がり健康器としても使用可能です。 寸法は幅109cm×奥行79cm×高さ200~220cmで、高さは5cm刻みの5段階で調整できるので、家族みんなでトレーニングに使うことができます。
体力のない女性やお年寄りも、ぶら下がるだけでストレッチ運動ができる便利な健康器です。二の腕やお腹の引き締め、肩甲骨や背中のストレッチ、体幹トレーニング、全身のストレッチなどに使用できるので、日頃の運動不足が気になる方にも気軽にご利用いただけます。
また、身長に合わせてマシンの高さを調節できるので、自分の身長に合った運動方法を見つけることができます。ジムに行くのは面倒だけど、家でも運動したいという方におすすめです。
ここからは、チンニングスタンドを使った筋トレ方法をご紹介します。チンニングスタンドが自宅に届いたら、いよいよトレーニング開始です。チンニングスタンドを使えば、上半身のほぼすべての筋肉を鍛えることができるので、バランスのとれた素敵な体を手に入れることができます。
懸垂と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「順手懸垂」。外側広筋を鍛える定番のトレーニングで、シンプルかつ効果的なトレーニングです。両手を肩幅より広く開いてバーを握り、肩甲骨の周りにある外側広筋を使って体を引き上げます。 このトレーニングで重要なのは、上半身を安定させておくことです。そのためには、足を後ろに組んで、上半身を揺らさないように引き上げます。初めて懸垂をする人は、腕を使って体を引き上げようとするかもしれませんが、これでは外側広筋にうまく働きかけることができません。 イメージとしては、肩甲骨と外側広筋を下に引っ張るイメージで体を引き上げてみてください。最初は難しいかもしれませんが、トレーニングを続けていくうちにコツがつかめてきます。
太い腕を作りたいなら、逆手懸垂がお勧めです。逆手懸垂は順手懸垂と違い、筋肉の塊である上腕二頭筋への負荷が高いのが特徴です。懸垂をするときの手の幅は、肩幅より少し広めに持つのがポイントです。 手の幅が広すぎても狭すぎても、刺激が他の筋肉に分散してしまい、本来のトレーニング効果が得られません。懸垂で体を持ち上げるときは、体のバランスを保ち、ブレないようにします。上腕二頭筋は持ち上げる役割を担っていますので、この動作では上腕二頭筋を意識してください。 ほとんどすべてのトレーニングに言えることですが、トレーニングに反動を使うと、本来のトレーニング効果が得られなくなるので注意してください。特に懸垂は、トレーニングがきつくなると反動を使いたくなるポイントが多いので、我慢して筋力だけで行うようにしましょう。
運動上級者であれば、足を大きく上げてL字型に懸垂することで、背筋、腹筋、腕を同時に鍛えることができるのでおすすめです。ベンチ部分がしっかりついていれば、腹筋をして下半身を鍛えることも可能です。 「L字型懸垂」という名称から、足をまっすぐ伸ばすように思われがちですが、体を曲げることの最大の目的は、大臀筋が伸びるように股関節を曲げることです。そのためには、膝を曲げるとよいでしょう。その際、曲げた膝の間にタオルを挟むのがおすすめです。
今回はチンニングスタンドの選び方と、おすすめの商品、そしてトレーニングのコツをお伝えしました。チンニングスタンドは、逆三角形の広い背中を作りたい方はもちろん、姿勢を良くして腰痛を予防したい方にもおすすめです。背中や上腕、腹筋、胸筋などの大きな筋肉を鍛えることで、ダイエット効果も期待できます。また、本格的なトレーニングとまではいかなくても、ぶら下がるだけで体を鍛えられるのもポイントです。比較的大型のトレーニング機器ですが、効率よく筋肉を鍛えたい方はぜひチェックしてみてください。