健康維持や体型維持、肉体改造など様々な目的でジムに通う方は少なくありません。しかしジム初心者はどんな服装をすればよいのか迷ってしまいます。 イメージとしておしゃれなトレーニングウェアを想像するかもしれませんが、服装に関する指示を明確にしているジムもあればそうでないジムもあります。そこで初心者の参考になるジムに行くときの服装をまとめました。
ジム初心者が初めて通う場合、どんな服装が適しているのか悩みませんか。メンズがジムに行くとき、できるだけ周囲から浮かない格好をしたいと考えてしまいます。 ジムは身体を動かす場所なので、もちろん汗をかきます。そのため動きやすいことと吸汗性と速乾性に優れた服装がベストです。初心者が揃えたい服装としてトップス・ボトムス・アンダーウェア・シューズ・ソックスの5点は準備しておきましょう。 【トップス】
動きやすさと吸汗性・速乾性を重視し、トレーニング中でも快適に過ごせる素材がおすすめです。特におしゃれなトレーニングウェアでなくてもTシャツでも十分対応できます。 【ボトムス】
こちらも可動域制限のない、動きやすいタイプが良く、短パンやハーフパンツがおすすめです。長ズボンでも良いですが、汗をかくのであまりおすすめできません。 レギンスやアンダーウェアを組み合わせても大丈夫です。トレーニング器具への色移りや動きにくいので、ジーンズだけは絶対に避けましょう。 【アンダーウェア】
汗をかいたときにすぐに吸収するアンダーウェアも準備します。肌着や筋肉サポートウェアでもOK、疲労軽減の効果があるタイプや筋肉サポート機能があればさらに良いでしょう。アンダーウェアは特に着なくても大丈夫です。 【シューズ】
運動できるシューズが良く、一般的なスニーカーよりもクッション性のあるタイプがおすすめです。フィットネス向けやランニング用など運動用を使用してください。足への負担やケガ予防のためにも、必ず自分の足に合ったシューズを履くようにします。 【ソックス】
こちらもシューズ同様にスポーツタイプのソックスが良いでしょう。スポーツタイプは厚みがあり、激しい運動でも穴が空きにくくなっています。 また、吸水性・速乾性の良いソックスを選ぶことで快適に運動できます。5本指タイプは足に力が入れやすく、指の間が蒸れないのでおすすめです。
ジムに行くために必要な服装は上記に挙げた最低限5点は準備しましょう。そのなかで服装の選び方にも注目です。ジムで運動するためには快適な服装がベスト、どのような点に注意すれば良いのか選び方の参考にしてみてください。
トレーニンスするときの服装選びはサイズ感が重要です。ファッションではオーバーサイズの服を着ることもありますが、運動する際には自分に合ったサイズが一番、あまり大きすぎるサイズでは裾や袖が邪魔になり、小さいサイズでは身体が動かしにくくなります。 特に汗を吸い取る役目であるアンダーウェアは身体にフィットするものが良いでしょう。また、シューズサイズが合っていなければケガに繋がる場合もあります。
いくらジャストフィットのサイズでも動きにくい服装はNGです。そんなときは服の素材に注目してみましょう。運動する上で動きにくい服装では思うようにトレーニングが進まず、ストレスになってしまいます。 ジムで身体を動かすときは伸縮性に優れた素材が良い、ストレッチ素材の服を選んでください。動きやすさは伸縮性だけでなく、軽量タイプもおすすめです。シューズを選ぶときもスポーツタイプで軽ければ動きを阻害しません。
トレーニングウェアの選び方では優れた機能性も要チェックです。身体を動かせば汗をかきますが、そのままでは服が張り付いて不快な気持ちになります。ジムでの服装は吸汗性や速乾性に優れたタイプで心地良く身体を動かしましょう。 また、通気性に優れていればトレーニングウェアの中に熱がこもることなく快適にトレーニングできます。さらに防臭防菌加工されているウェアなら汗をかいても匂いを軽減できるでしょう。特に頻繁にジムに通う予定であれば防臭防菌加工が施されているウェアは重宝します。
ジムでは汗をかくのが当たり前ですが、服に汗が染み付いたままでは菌が繁殖して、匂いの原因になってしまいます。通っているジムで汗臭い人が隣にいれば不快になりませんか。 自分ではあまり気にならなくても、実は他人から「臭い」と思われていたらかなりショックなので、防臭防菌加工されたウェアもチェックしておきましょう。
ジム内は空調が効いて温度管理されているとは言え、夏や冬など季節に応じたトレーニングウェアを持っているほうがおすすめです。真冬には動き始めは身体が冷えているため、最初は長袖長ズボンのジャージを着用し、身体が温まってきたらハーフパンツとTシャツにするなど、調整しましょう。夏場に汗をかきやすい、暑がりな方はタンクトップでトレーニングするのも良いでしょう。
ここからはジムに着ていくおすすめの服装を紹介します。トップス編では初心者にも使いやすいTシャツや動きやすいタンクトップ、休憩中に切ることができるアウターをチェックしてみましょう。
ジム通いをするなら1枚は所持しておきたいのがTシャツです。季節に関係なく着回ししやすく、シンプルでトレーニング専用タイプもあります。できれば半袖のものを準備しておきましょう。 スポーツ用品メーカー定番のアディダスやナイキのTシャツはブランドロゴはワンポイントとしてプリントされているだけなのでシンプルなデザインになっています。
スポーツウェアなので、サイズを間違えなければ適度なフィット感と伸縮性のある素材で動きやすくなっています。吸湿性や通気性に優れた素材で着心地も抜群です。
動きやすい服装なら袖のないタンクトップもおすすめです。腕周りの可動域制限がなく、身体にフィットするため筋肉の動きを確認しながらトレーニングができます。 ストレッチ素材のタンクトップなら窮屈さも感じません。吸汗性や速乾性に優れたものなら長時間の運動でも不快感が軽減できます。
メッシュ素材は通気性も良く熱がこもりにくくなっているので、ジムの服装としてもおすすめです。
休憩中は汗で身体が冷えないようにパーカーなどのアウターを着ると体温調節がしやすくなります。冬の寒い時期には身体が温まるまで羽織っておくのも良いでしょう。アウターはTシャツやタンクトップとは異なり、少しゆったりしたサイズがおすすめです。 あまり大きすぎると動きにくいので、若干ゆとりがあるくらいでOKです。
普段着用するパーカーやトレーナーでも良いですが、できればスポーツ用のトレーニングウェアのほうが通気性や吸汗速乾性に優れたものが快適に動くことができます。パーカーのフードが気になる場合にはジャケットタイプを選ぶと良いでしょう。
ボトムスはトレーニングの種類や季節、好みでハーフパンツや短パン、長ズボン、レギンスを使い分けるようにしてください。選び方は適度なフィット感と足の動きを邪魔しないサイズや素材をメインに選択してみましょう。
ジムの服装でもっとも定番なボトムスがハーフパンツ・短パンです。初心者がボトムス選びに迷ったら、まずはハーフパンツを準備しましょう。ハーフパンツを選ぶときは丈の長さが膝にかからないぐらいがベストです。 膝にかかってしまうと動きにくくなるので、膝の曲げ伸ばしをするトレーニングでは邪魔になります。ハーフパンツの下にレギンスを着用してもOK、寒い時期の防寒対策として使うこともできます。
また、疲労軽減や関節を保護するタイプもあるので、ハーフパンツと合わせて着用してみましょう。ポケットのあるタイプは貴重品を持ち歩くときに便利ですが、あまり重いものを入れるとトレーニングがしにくいので避けてください。
足の露出を控えたい、寒い時期におすすめなのが長ズボンです。程よい伸縮性とフィット感のあるタイプを選ぶことで身体の動きを阻害しません。 ジャージタイプやスウェットタイプなどがあり、裾にジップがあるものはシューズが履きやすくて便利です。 スウェットタイプは冷え性や寒がりの方はフリース素材を選ぶと保温性に優れ、動きやすくなります。
フリース素材を選ぶときは吸汗性・速乾性に優れたものなら汗をかいても快適です。
トップスやボトムスだけでは汗が気になる、肌に張り付いて不快になる、少しでも露出をなくしたい方はアンダーウェアを着用してみましょう。アンダーウェアにはトレーニングにおすすめの様々な機能が付加されているタイプもあるので目的別に選ぶようにしてください。
上半身用のアンダーウェアは基本的に袖のあるタイプがメインで、伸縮性に優れたものがおすすめです。フィット感があるため、吸汗性・速乾性に優れたものが良く、抗菌・防臭効果のあるアンダーウェアなら汗の匂いが気になりません。 加圧インナーは筋肉の代謝効率をアップ、ジムでのトレーニングを効率良く進めたい方にもおすすめです。
猫背の方は背中に適度な着圧感のあるタイプが良いでしょう。 お腹周りや肩、胸に加圧が施されていると正しい姿勢でトレーニングできるだけでなく、初心者にありがちな筋肉痛予防や疲労軽減にも対応できます。アンダーウェアのなかには重ね着ではなく、単体でも着用可能なタイプもあり、好みで選択すると良いでしょう。
足の露出を控えたいけれど長ズボンはあまり履きたくない、という場合には下半身用のアンダーウェアを利用してください。 下半身用アンダーウェアを選ぶときは伸縮性と機能性をチェックし、トレーニング中の身体の動きを邪魔しない適度なフィット感とストレッチ性、速乾性や通気性に優れたタイプがおすすめです。 スポーツ用の下半身用アンダーウェアなら筋肉や関節の負荷を軽減できるサポーターの役割を果たしてくれるため、ケガや疲労予防に繋がります。
汗の匂いが気になる場合には抗菌・防臭効果のあるタイプを選びましょう。季節によって生地の厚みや素材を変えたほうが快適に着こなせるため、機能性以外もチェックして購入してください。
ジムでは一般的なスニーカーではなく、スポーツ用やジム専用のシューズを準備してください。クッション性や重量、足への負担を考えるだけでなく、ジムでどんなトレーニングをするかによっても選び方が異なります。
ジムでウェイトトレーニングやエアロビクス、ボクササイズをメインに行う場合にはフィットネスシューズがおすすめです。フィットネスシューズは横方向の動きに強く、ハードなトレーニングでも膝や腰に負担がかかりません。 クッション性や反発力に優れたタイプにすればトレーニング中のスリップをなくし、スムーズな運動ができるようになります。通気性に優れているシューズならトレーニング中でも内部の温度や湿度が調整でき、快適に運動できるだけでなくムレ防止に繋がります。
より自分に適したフィットネスシューズを選ぶためには実店舗で購入することをおすすめします。シューズはメーカーや種類によって履き心地やサイズが異なるため、足の負担軽減やケガを防ぐためにもできればシューフィッターが在籍するお店で、店員さんと相談しながら決めるほうが良いでしょう。
ランニングマシン・ルームランナーをメインにジムに通っている方はランニングシューズがおすすめです。ランニングシューズは走ることを目的とした専用シューズになっています。 ランニングシューズを選ぶときはクッション性や軽量タイプを基準に選択しますが、屋外のように硬い地面を走るのではなく、適度なクッション性のあるランニングマシンを使用するため、軽量タイプを重視して選んでも良いでしょう。
クッション性に優れたシューズは長時間のランニングでも疲れにくく、フィット感や伸縮性のあるタイプは足の負担やアキレス腱の動きをサポートできるようになっています。着地や蹴り出しをスムーズに行えるアウトソールや反発力のあるミッドソールになっているタイプがおすすめです。
ジムで着用するソックスは普通のではなく必ずスポーツタイプを選ぶようにしましょう。通常のソックスでは耐久性が弱く、すぐに穴が空いたり破れてしまいます。 スポーツ専用のものであれば吸汗性・通気性に優れたタイプが多く、足のムレを防いでくれます。さらに抗菌・防臭加工されていれば匂いも軽減できます。かかとやつま先が補強されていれば破損しにくく、長く使うことも可能です。
また、ソックスに滑り止めのあるものはグリップ性が高く、トレーニング中でも足が滑りません。ムレ防止やグリップ性を重視するなら5本指ソックスもおすすめです。 5本指ソックスはしっかりと床を捉えることができるため疲れにくく、指同士がくっつかないので普通の形状ソックスよりも通気性が良く、水虫対策にもなります。
ジムでのトレーニングには機能性を重視した服装を選びつつ、着心地の良いものを選ぶようにしましょう。しかし機能性ばかりを重視してダサい格好はモチベーションを下げるので、おしゃれなトレーニングウェアでジム通いを続けるのもおすすめです。初心者はまず上下セットで揃えてみても良いでしょう。